養生コラム
今朝は冬至を迎えました。
冬至の別名は
「一陽来復(いちようらいふく)の日」
冬至は、春の七草に対して、冬の七草
を食べると良いと言われていますが、
きっと店頭に並んでいるので観察して
みて下さいね。
「運」がつくという験担ぎで「ん」がつく
食べ物です。
さて、本日の冬至から小寒、大寒へと
冬の寒さは厳しくなっていきますが、
冬の養生で特に気をつけなければ
いけないのは、恐怖や驚きの感情です。
陰陽五行の思想で、冬の感情を支配する
のが、「恐怖・驚き」にあたります。
日本は縦に長く、東北地方は秋頃から
日が差す時間が本当に短くなってきます。
そうすると、人の心にも影響が出てきます。
だから、皆が集まるお祭りがあるのです。
ご存じの通り、冬至は一年で最も日照時間が
短い日です。古来の人々は、ここからまた
太陽が復活すると考えました。
なので、この時期のお祭りは、太陽の象徴
である「火」をたくお祭りが多いのです。
人の中にも火を入れて、絶やしてはいけない
と考えたのかもしれません。
有名な秋田の「なまはげ」祭りがあります。
これは小さい子供たちを、なまはげが追い
回して怖がらせ、泣かせるわけですが、
何故でしょう?
これが冬の恐れ、恐怖といった感情を
呼び起こします。幼い時期にこの感情を
しっかりと植えつけること、その上で
周りにいる母親や、大人たちがいる
安心感を得られることが、一番大事な
目的かもしれませんね。
さて、私たちはというと、お灸でしっかり
身体に火を入れて、しっかり年末まで
乗り切りましょう♪
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