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5部からジョジョにハマったお話
『ジョジョの奇妙な冒険』にこれほどハマるとは…
一目見たら覚えてしまうジョジョの絵のタッチ。
「ジョジョ立ち」と言われる決めポーズ。
そして荒木飛呂彦先生のお名前。
その程度の知識しかなく(ジョジョ立ちも特定の1ポーズだけかと思っていました)内容も何も知らなかったジョジョですが、どっぷりとその沼に浸かってしまいました。
観る前までは格闘ゲームのような男同士の熱いバトル!みたいなイメージだったんですけど…いざ観てみるとぜんぜん違いました。色彩がお洒落だし、とにかく登場人物たちがみんな魅力的。
漫画は1部から始まり、現在は8部を連載中。
わたしがハマったきっかけは今放送中のアニメ、第5部『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』からで、いまは4部のアニメも観始めたところ。
1部から観ていく方が流れも分かって面白いんだろうけど、5部から観始めたって全く問題ないです。だって、現にわたしが5部から観始めてこんなにも好きになったんだもの!
5部の舞台は2001年のイタリア。
日本とイタリアのハーフであるジョルノ・ジョバーナがギャング組織『パッショーネ』に入団し、ギャングスターを目指していく物語。
写真は先日池袋のマルイで開催していたフィギュア展より。主人公のジョルノは左から3番目。護衛チーム6人の中で最年少の15歳。
初めて観たときは「全員服装が変…」「台詞が可笑しい!」「何、この立ち方…?」って思っていたのに、好きになると「服がハイセンス!」「ここの台詞格好良いよね」「このポーズ真似したくなるね」に変わるのが不思議。
元々グロいものは大の苦手なのに、それでも惹かれて観てしまうのは何故なのか。今日はわたしがジョジョにハマった理由を考えてみます。
1、色彩がお洒落
とりあえず観て欲しい。このティザーPVがまあとにかく格好良くてお洒落。何度だって観返してしまう。わたしの中のジョジョのイメージがガラリと覆されたきっかけのひとつ。勝手にもっと汗臭い男たちの闘いだと思っていたのよ。1部や2部はそうなのかしら?
アニメのキャラクターってこのキャラクターの髪色はこの色、っていうのが決まっていると思うんですけど、ジョジョは戦っている最中にカラーリングがガラリと変わるシーンがあってそれがもう最高に良いです。
それを意識して撮った訳ではないので分かりくいですが上の写真の下の段、ライターを持ったジョルノの髪色が金と青の2種類あるじゃないですか。服も紫と緑で変わっていて。こういうの、違和感なくスッと入ってきて緊張感が増す感じ、とっても興奮します。
4部も街の背景の色が可愛くて好きだなあって思いながら観てますね。空の色ってたいてい青、もしくは夕焼けの赤、夜の紺、で描かれることが多いと思いますが、4部の空の色って黄土色っぽいような色が使われているんですよね。これは初めて観たときドキドキしました。色の遊び方が素敵。
ジョジョの公式アプリでは漫画がフルカラーで読めるのでそちらもお勧めです。今ちょこちょこ5部を最初から読んでます。
自分が思っていた以上に読みやすい絵でした。どうして今まで好きにならないだろうなあ、なんて勝手に思い込んでいたんだろう。絵が綺麗。漫画を飛び越えて、アート作品だなあって思う。普通にポスターとか欲しくなってます。
<UOMO10月号 明日8/24発売!>
— 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋 (@JOJOex_2018) August 23, 2018
表紙を飾るのは、荒木飛呂彦氏がUOMOのために描きおろした、ブローノ・ブチャラティ。
身にまとうのは、パリコレクションでも話題の大人気ブランド「バレンシアガ」!
『ジョジョ』特別企画が満載のUOMO10月号(8/24発売)をどうぞお楽しみに!#ジョジョ展 #UOMO pic.twitter.com/FORfQU0cWS
お洒落すぎるのでメンズファッション誌の表紙を飾ったりもしています。さすがブチャラティ。
2、スタンドが面白い
ジョジョではスタンドと呼ばれるそれぞれの能力を使って戦います。スタンド使いにしかスタンドは見えず、スタンド使い同士は互いに引かれ合うんだとか。スタンドが傷付くと本体(人間)も傷付くし、逆もまた然り。
スタンドと言っても様々なものがあり、近距離パワー型、遠隔操作型、自動操縦型、などなどいろんな種類のスタンドがあります。
スタンドについては洋楽好きな人はきっと楽しい。
その理由はスタンド名を見てみれば一目瞭然!わたしは洋楽あまり詳しくないですが、それでもアース・ウインド・アンド・ファイヤー、エニグマ、レッド・ホット・チリ・ペッパー、エアロスミス、オアシス、グリーン・ディ、セックス・ピストルズ、ビーチ・ボーイとかは分かる。出てくるたびに「おお!」と思えて楽しい。
そうだ、来週はメタリカだ!
名前だけじゃなく能力も見た目も面白い。
ブチャラティのスタンド、ステッキィ・フィンガーズは殴ったものにジッパーを貼れるというもの。電車にジッパーを貼り付けて外に出たり、人の中にジッパーで入り込んだりしちゃう。
敵である暗殺チームのイルーゾォのスタンド、マン・イン・ザ・ミラーは、本体が許可したものを鏡の中に入れたり出したりする。見た目がミュータントタートルズを彷彿させて好き。オレンジってヌンチャク使いのミケランジェロだよね。わたし、いちばん好きでした。
デザイン的にお気に入りなのはポルポのスタンド、ブラック・サバス。影に潜り込んで移動するっていうのも含めて好き。フィギュアの出来も良くてうっかり買いそうになりました。う〜ん、格好良い。。
わたしが一番好きなキャラクターであるミスタのスタンドはセックス・ピストルズ!ミスタは拳銃使いで、弾丸一発につきピストルズが一人ついていて、発射後に銃弾の軌道を修正してくれちゃう。
しかもそれぞれが自意識を持っていて喋る!ご飯を食べる!そんなピストルズに「お弁当だぞ〜」って話しかけるミスタが可愛くて可愛くて…。4っていう数字は縁起が悪いからってNo.4がいないっていうのも理由が可愛くて大好き。
自分がもしスタンド能力を身につけられるとするなら、ピストルズみたいに喋りかけてきてくれるのが良いなあ、なんて。
3、台詞が格好良い
最初は喋り方が面白いとか、台詞も独特だなあとか、他のアニメとは違うジョジョらしさみたいなところが引っ掛かっていたんですけど、いつの間にかその虜になっていました。
5部は特にブチャラティの台詞が、良い!
護衛チーム(パッショーネのボスの娘・トリッシュを護衛する任務に就くことになる)のリーダーであるブチャラティ。序盤の変態じみたブチャラティも好きだし、幹部になってからのブチャラティも大好き。
『任務は遂行する』『部下は守る』
「両方」やらなくちゃあならないってのが
「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか?俺はできてる
フィレンツェ行き超特急でのプロシュート兄貴との戦いで出たこの名台詞「覚悟はいいか?俺はできてる」があまりにも好きすぎて家でよく言ってます。
プロシュートの兄貴も敵ながら格好良いんですよね…このふたりの上司論みたいなビジネス書あっても良くない?うん、あっても良いと思う。
プロシュート、スーツ似合うなあ…。
オレは「正しい」と思ったからやったんだ
後悔はない…
こんな世界とはいえ オレは
自分の『信じられる道』を歩いていたい!
麻薬を許せずに取った行動がきっかけでギャングの道へ進んだブチャラティ。しかし自分の所属する組織が麻薬を扱っていることを知ってしまいます。そして、ギャングの世界でボスを裏切るという選択をする訳です。裏切り者がどうなるかなんて分かるのに。それでも自分の信念を貫くその姿勢、惚れちゃいますね。
「正しい馬鹿にはなれない」
アニメオリジナルの台詞だったと知って感動した一言。
ボスを裏切る選択をしたブチャラティに着いて行くかどうかチームのみんなが悩んでいる時のフーゴのこの言葉。
フーゴ自身の気持ち、フーゴのブチャラティへの想い、いろんなものが詰まっている言葉だなあと思います。この一言があったからこそわたしはフーゴをより一層好きになったので、アニメオリジナルでの台詞にこんなに大きな感動を貰えたこと、ただただ嬉しいです。フーゴに焦点を当ててすこしでも救ってくれてありがとうございます、って思う。
フーゴの選択も、ブチャラティの選択も、どちらもそれぞれが正しくて、誰もどちらの選択も責めたりしないところに「信頼」を感じますね。
このシーン、何度見ても涙目になってしまう。。
4、グイード・ミスタが好きすぎる
ハマる原因って推しキャラクターがいるかどうかっていうのも大きいと思うんですよね。そしてわたしは推しが出来てしまった訳ですよ。
最初は派手だなあとしか思っていなかったんですけどね。
普段はチームのムードメーカー。単純に生きるっていうその性格も好き。信仰深くて4という数字は縁起が悪いと本気で思っている。
眠ることを楽しみ、
朝日の中の木の枝や、
雲の動く様子を見ることを楽しむ。
ワインの香りを楽しみ、チーズを齧ることを楽しむ。
単純さは愚直と受け取られることもあるのだが、
あれこれ複雑に考えることは、
「恐怖」を心の中に招くことなので良くないと
ミスタは考えていた。
ミスタのギャングになる前の過去話のナレーション。
ああ、こういう風にシンプルに生きていくの良いなあと思う。ミスタのこの生き方を知ってから、すこしストンと心の中が軽くなった気がする。出会えて良かったよ、ミスタ!
だけど、誰よりもギャングなんだよね。
仲間のピンチには誰よりも早く駆け付けるし、状況を冷静に判断できる、最善策だと思えば容赦なく味方の腕も吹っ飛ばしてしまう。躊躇わずにスッと拳銃の引き金を引く男です。まさにギャングの中のギャング。
ムードメーカーとしての普段のお調子者っぽい喋り方と、戦闘になった瞬間にバチっとスイッチが入って無駄のない行動が出来るところ、そのギャップにやられています。
あと、腰!腰回りがすごく、良い!
派手な人としか思っていなかったはずなのに、今では色気すら感じているから、ジョジョって本当にすごい…。ミスタ熱はしばらくは冷めなさそうです。えへへ。
わたしはこの後の展開を知らないのですが、5部はここから辛くなるよという噂だけ聞いているのでドキドキです…みんなドラゴンボールで復活しようよ。。
ここまでのめり込むようにハマったものは久しぶりなので毎日が楽しいです。放送日が金曜の夜っていうのも良いよね。おかげで仕事も毎日頑張れる。
今このタイミングでジョジョに出会えて良かった。
1部からの観ていない部もこれから観ていくぞ。
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