夢が夢じゃなくなる瞬間
知っているアイドルよりも知らないアイドルの方が何倍も増えた。
様々なグループが増えていく一方で、引退や解散の文字も多く見るようになった。テレビやインターネットで目にしない解散だってきっと沢山あるんだろう。
2018年9月24日
ベイビーレイズJAPANが6年4ヶ月のアイドル活動にピリオドを打った。
わたしはアイドルに詳しいわけではない。
小学生の頃はモー娘。やミニモニを聴いていたけれど、特段このアイドルが好き!大好き!みたいなものはなかった。
最近ではアイドルグループとして認識する前にツイッターやインスタグラムで「この人可愛いな」と見つけることの方が増えて、そうするとなかなかそのアイドルの曲とは出会えない。(聴くまでに至らない)
ある日、ザ・チャレンジというバンドのライブを観に行った。
その時の対バン相手がベイビーレイズJAPAN。アイドルだということしか知らず、アイドルのライブなんてなかなか観られる機会無いから楽しみだなあくらいの気持ちだった。
…あれ、これがアイドル沼?!
でんちゃんが笑顔で手を振ってくれた時に「わたしに手を振ってくれた!」と思ってどきどきしたのをわたしは忘れない。か、かわいかったんだから。。
推しが決まってしまったら、もう沼の始まり。
アイドルの「コンサート」では無い。これはライブだ。
本人たちは可愛い。だけど舞台上で歌って踊っている彼女たちはキラキラしていてとにかく格好良かった。一瞬でも目を離したくないと思った。
気付くと笑顔になっていてどきどきして胸の興奮が止まらなかった。
わたしはベビレの曲を1曲も知らなかった、筈だった。
ライブ中、突然わたしの大好きな曲のイントロが流れて思わず身体が跳ねた。うわあ、この曲は、、!
じぇじぇじぇ!アメ横女学園!!
朝ドラ『あまちゃん』の挿入歌「暦の上ではディセンバー」を歌っていたのが彼女たちだったとは!
虎ガー(ベビレファンの通称)さんたちと共に飛び跳ねて笑って、夢みたいに楽しいライブの時間を過ごした。
上の動画ではまだ黒髪ですが、センターの愛夏ちゃんはアイドルでも珍しい金髪で、その上メインボーカルなんですよね。
愛夏ちゃんの歌唱力があったからこそ、今まで「このアイドルが好き」と言えなかったわたしが「ベビレ良いよ!」と言えるようになったんだと思う。
愛夏ちゃんの歌、良いんです。
女の子って格好良いなあって思う。すごく。
ベビレの曲の中でわたしがいちばん好きな曲がこちら。
初めて聴いた時から印象に残っていて家でも繰り返し聴いた。
多分今まででいちばん好きなアイドルソング。
夢が夢じゃなくなる瞬間を信じて走れ
「2年後の武道館ライブを成功させる」という公約をしたものの結局お客さんが半分だった、という過去を持つ彼女たちが歌う歌詞だからこそヒリヒリする。
良かったら再生ボタンを押して見て欲しいです。紛れもなくアツいライブ映像が再生されるから。彼女たちの輝きが画面越しからでも分かるくらいに伝わってくるから。
最年少のりおとんは、解散時まだ18歳。
18歳でアイドル解散。
まだまだ何にだってなれるね。何だって挑戦できるね。
ベイビーレイズJAPAN、6年4ヶ月おつかれさまでした。
わたしにアイドルの格好よさを教えてくれたのは、間違いなくこの5人だ。