"気持ちの強さ”は努力の積み重ねから得られるもの
「気持ちの強さ」って必要なのだろうか?
僕も今までスポーツや受験、仕事の場で何度となくこの言葉を聞いてきた。
その時々で捉え方は違い、「気持ちで負けないことってまじで大事だ!!」と思う時もあれば、「気持ちだけではどうにもならない…」と冷めている時もある。
大人になってからは後者の方が多い。それは今までの経験から、“気持ちだけ”では通用しないことを学んだからだ。
例えば、1週間後に学校の試験があるとする。
大した勉強もしていないのに、「100点をとる気持ちだけは誰にも負けてない」と気合いが入っていても結果は良くないことが目に見えてわかるだろう。
僕の経験から言えることは、「気持ちの強さ」と「努力」の両者が必要だということ。
そして、気持ちの強さに対する捉え方が変わったのでこうして文章を書いている。
話が変わるが、昨日は大好きな武尊選手の試合だった。武尊選手はK-1のカリスマでもあり、常に負けられないプレッシャーの中戦い続けている選手だ。
年齢も30歳間近と、スポーツ界ではベテランとも言える歳になっている。普通であれば、そろそろ引退も視野に入り、勝ち続けることに対して気持ちが切れてもおかしくない。
それでも武尊選手は、K-1を盛り上げることを使命に、強い気持ちで挑み続けている。
昨日もレオナ選手に勝ち、とっても感動する試合を届けてくれた。
そんな武尊選手が「誰よりも強い気持ちを持っている」と表現されることがある。つまり“気持ちの強さ”が大切であることを証明している。
そして、僕自身、武尊選手が表現する気持ちの強さという言葉こそ、納得するものだと感じたのだ。
武尊選手は「気持ちだけ」を持っているわけではない。誰よりも努力し、辛いことにも耐えぬき、これ以上の頑張りはないと言えるほど準備をした状態で試合に臨む。つまり、“最善の努力“を尽くした結果「誰にも負けない強い気持ち」が持てているのだと思う。
だから、気持ちで負けない状態になるには、「自分が自信を持てるくらいの努力をすること」が必要なのだ。気持ちだけを持とうとするのとは意味が異なる。
私の中でしっくりきているのは、「誰にも負けない努力をした先に強い気持ちが得られる」ということ。
だから、最後には気持ちが勝つと言われたときに、意味合いとしては、「強い気持ちが持てるほど努力すれば何とかなる」と理解するようにしている。
確かに気持ちで負けないことは大事だが、この言葉の裏側には”納得いく努力の積み重ね“が必要であること示している。
今日書いたことは、昨日の武尊選手の試合を見ていて感じたこと。スポーツ選手の気持ちの強さはとても勉強になる。