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ようこそ世界へ!次女妊娠から出産まで(1/2)

2019年12月29日、第二子がうまれました。
妊娠中のこと、出産のこと、我が子と出会うまで。前半は妊娠中のおはなし。

妊娠が分かったのは、まだフィンランドで暮らしているときでした。
帰国がひとつき後に迫り、フィンランドでの生活をたたみつつ、東京での暮らしを再開する準備で、毎日を慌ただしく過ごしていたとき。
検査薬で陽性反応を確認して、フィンランドの妊婦健診をしてくれるネウボラに予約をとりました。日本ではすぐに産婦人科を受診するのに対し、フィンランドでは10週あたりで初回受診と言われたのですが、帰国の飛行機になんの検査もなしに乗ることに不安があったので、早めに診てもらえるよう頼み、帰国の前日の診察を予約。子宮外妊娠などの不安があると伝えたところ、「そうゆうのは痛みが出てくるからそしたら連絡して」と言われ、日本との医療への認識の差に驚きました。そして、エコーを期待した診察も、問診のみで終了、超音波検査は出産までに2回しかないと。ほう。なるほど。そうして、結局、胎嚢も胎芽も心拍も確認することなく、帰国することになったのでした。

つわりは、フィンランドにいるころから始まり、帰国のダンボール詰めとトイレとを往復するフィンランド最後の日々。倦怠感と熱っぽさもあいまって辛かった。
帰国後、夫の実家に泊めてもらった1週間、つわりは酷くなり、それも食べづわりで、夜中に起きては、食器棚をあけ、おにぎりやおはぎを頰張る嫁。あぁ。

夫の実家から、東京に賃貸契約のためのより道を経て、自分の実家へ。
長女を出産した産婦人科を受診。やっと、やっと、キミをみたよ。嬉しかった。

喜びもつかの間、実家滞在1週間のあいだに、フィンランド渡航前に使っていた家具家電服たちを整理しつつ、母子手帳をもらい、次女も里帰りで出産することを決め、東京へ引っ越し。これが6月末。ちょうどつわりも眠気もピーク。食べては寝ての繰り返し。そして、夫の新しい職場での仕事が7月スタート。
怒涛以外のことばが見つからない。振り返って思う、わたしたちよくがんばった。

なんとか生活が落ち着いたのが7月中旬、14週ころ。つわりも楽になってきて、胎盤も完成する時期。もっと穏やかに妊娠初期を過ごしたかったと思ったりもした。

つわりがなくなってからは、夫と長女と3人でたくさん遊びに出かけた。長女を妊娠中は安静に安静にと思っていたけど、2歳半の子どもといると安静なんてない。だっこして走ったり、スーパーまで電動自転車爆走したり、アスレチックで遊んだりして。それでも次女はお腹の中ですくすくと育ってくれました。

11月に入り、ちょっと早めに実家へ里帰り。28週のころ。
それまでは、妊婦健診のたびに、長女とふたり、新幹線の旅。パワーチャージも兼ねて数日実家に泊めてもらってました。ごはん作らないって楽。パラサイトな娘と孫。お母さんありがとう。

だいぶお腹が大きくなった34週、資格試験受験のため日帰り東京往復。毎年12月中旬に受けている試験で、妊娠中も例外ではなく。方々の協力を得てなんとか勉強できました。子どもがいると誰かの時間をもらわないと自分の時間って作れない。

試験が終わったと思ったらもう臨月。予定日は1月18日。
やっと出産に向けて、肌着の水通しと入院準備をしました。準備しながら、気持ちの方も追いついた気がします。
臨月に入ってやっと、マタニティーライフを、胎児との日々を、ゆっくりと、過ごせたように思う妊娠期間でした。

さて、次回は出産のおはなし。

Photo at Inari,Finland

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