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「48等分の未来」を買った話。|法学部生、人生を編集する。【想像していなかった未来】
みなさん、こんにちは!こもれびジョニーと申します。
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突然ですが、みなさんは「未来」をどこかで見つけた経験はありますか?
私の場合、
1. スマホの動画編集アプリ
2. 通称:「お財布に優しい」という皮を被った悪魔の囁き【48回払いMacBook】
この2つから、未来を見つけました。
今日はこれがどういうことか、お話させていただければと思います。
温かい飲み物を片手に、少しばかりお付き合いくださいませ。
|さざ波と笑いと編集デビュー
時は遡り、『人生最後の夏休み』と揶揄される大学4年生の夏。
僕は高校時代の友人たちと、"卒業旅行"と称してグアムへ出かけました。
当時の僕は、何のスキルも特技もない、ただのそこら辺の法学部生。
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持っているものといえば、「六法全書にはさまったお菓子のかす」と、「とりあえずなんとかなるっしょ〜〜!!!」という若気の果てに陥る新興宗教「大丈夫っ教」の信仰心くらい。
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そんな法学の反逆者たる僕がグアムなんかにひとたび降り立てば、言わずもがな、無意味に脳内に刻み込まれた憲法の条文をきれいさっぱり浄化するほどに はしゃぎ倒しました。
男8人旅。男性の皆さんならわかるかと思いますが、これ、ありえないほど楽しいんですよ。
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グアムといえば、「アハハ^^ウフフ^^」と海と戯れるところだと思ってたんですが、意外にも食べて、飲んで、笑い転げて──と、全行程がエンタメの連続。
その名の通り、人生最後の自由を満喫する「ラストサマー」だったわけです。
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その思い出補正のせいで帰国後、僕はしばらく写真や動画を見返しては、余韻に浸る日々を送るハメに。
いわば、大学生にとっての「就職執行猶予期間」──幸せ全開のその記憶を、どうにか形に残しておきたいと思ったんです。
そして、何気なくスマホに編集アプリをダウンロードしてみました。
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数年前の話とはいえ、当時の「動画編集」といえば、プロの仕事か一部の趣味人だけの領域。
今ほど「スマホで簡単動画編集!」なんて文化はなかったんですよ。
まさに整備されていないフロンティアに迷い込んだ新参者の気分。
もちろん何の知識もないので、とにかく画面の隅々をポチポチしては悪戦苦闘。もう何もわからなさすぎて逆にワクワクしてきた。
それでも、BGMにミスチルの「ヒカリノアトリエ」を流してみた瞬間 ── 画面の中で水しぶきを浴びて笑っている自分たちが、えらく青春に見えたんです。
ちなみに「とりあえずミスチル流しとけば、イイ感じになる」という、現代にも通づる自然の摂理は、その時に発見したもの。
完成した動画を見返しては、
「これ、なんかいい感じかも?」
と何度も自画自賛しました。
ひらめきだけで編集したその動画を、男8人のむさ苦しいグループチャットに鼻息荒く投下。返ってきた反応は、予想を裏切るものでした。
その時のLINEがこちら↓↓↓
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いや、めっちゃ褒めてくれるじゃ〜〜ん!
その後も、何件も感謝の言葉が続きました。
「めっちゃいい!何回も見た。」
「毎日見てる!」
てっきり、「みんなスタンプ1つで終わらせてくるだろうな〜(逆に薄情)」と思いきや、まさかのベタ褒め。よせやい、照れるやろがい///
付き合いの長い友人に、そんなふうにきちんと言葉にして褒めてもらえたことが嬉しかったのでしょうか?
それとも、「こんなにいい動画作れた俺、確かに天才なのか…?」という謎の自己肯定感が爆発したのでしょうか?
いや、もしかして、「毎日見てる」はちょっと盛ったんじゃない?という疑念が心をよぎりつつも、まあでも、盛られてるとしても毎日は無理として週3くらい見てくれてるんじゃない?とポジティブに変換してしまった結果でしょうか?
なにはともあれ、これまでに感じたことのない気持ちが「ブワァァ」っと心の奥底から湧き上がってきたんです。
こんなに感謝されたことあったっけ?
きっと、こういう瞬間のために人は何かを作るのかもしれない。
そんな気すらしてきました。
今となっては、その正体が何だったのかは分かりませんが、確かに体の芯がじんわりと温かくなったことは覚えています。
いま見返しても、誰がどうみても「素人が頑張って作った作品💯」。
それでもその瞬間、何かがきらりと輝いたような気がしました。
|スマホ編集の壁、そして無利子48回払い
しかし、スマホ編集の世界には思わぬ障壁がありました。
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編集を進めるたびにフリーズするストレス。
ありえないスピードで減る充電。
Apple製品であることを忘れてしまうほどの、アプリの操作性の悪さ。
「指がつまようじほどに細かったら、どれだけ細かい操作がしやすかっただろうか」と、至ってノーマルな己の指先を呪ったこともあります。
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そして、まるで炎天下に晒され続けた鉄板のように熱くなったスマホを片手に、こう思いました。
「俺の夢は!!!終わらねェ!!!!」
そう思うと、いてもたっても居られなくなります。
そんなセリフを脳内で吐きながら、スタバでモジモジしていた私は、はたから見ると確実にヤバイやつだったことでしょう。
ですが、幸か不幸か、「僕はスターバックスにいた」のです。
日本のスターバックス店内に見られる、固有の文化に感謝しなければなりません。
洗練されし店内にひときわ輝くは、かの"Appleが世界に誇る六法全書"こと「Mac Book」たち。
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「もうこれしかねェゾ!!」
僕の本能がそう囁きました。
いや、囁きというか、全力で叫んでいました。
ただ、冷静になれ、俺。
問題はお金だ。
大学生の財布事情なんてセミの一生ほどに淡く、儚く、切ない。
雀の涙ほどのバイト代はすべて、飲み会と新年度ごとに購入を強いられる六法全書"新版”に吸い込まれていました。
ほんとに、六法全書ってなんで毎年刷新されるの?憲法ってそんな頻繁に変わるものなのかい?どうやら変わるんだって。
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だがしかし、そんな絶体絶命な時にこそ、メシアは現れる。
人はこれを"奇跡"と呼ぶのだろうか。
"無利子48回払い"
Appleのホームページを開いた瞬間、その金色に輝く文字が目に飛び込んできました。
おお、神よ。これが運命ってやつかい?
親鸞さまも、信じるものは救われるって言ってるし、僕も今日からApple信者なります!!!!
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多神教を肯定することにした決意と時を同じくして、脳内のスーパーそろばん(ポンコツ)を瞬時に弾いた。
「…うん…月々数千円ならなんとか払える!たぶん!うん、いける!!」
僕は「大丈夫っ教徒」でもあったので、持ち前の楽観主義で、購入ボタンを即座に押下。あポチッとな。
正直、買った瞬間、「金もないのにこれ、デジタル版の無銭飲食みたいで悪いな」と思わなくもなかった。でも、その疑念を振り払う勢いで、僕はそのMacBookに希望と未来を託しました。
この瞬間、僕の未来は48分割されたのです。
|MacBookとの同居生活 「デジタル新婚」へ突入
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MacBookが家に届いたその日から、私の生活は大きく変わりました。
四六時中、どんな時でも肌身離さずMac bookといっしょに暮らしていました。
大学のレポートを後回しにして、映像編集ソフトに没頭する日々。
タイムライン上で動画をカットし、エフェクトを加え、音楽を乗せる。
画面の中で、自分だけの物語が形を持っていく瞬間は、言葉にできないほど楽しい。
友人たちとの何気ない日々を、実際に起きていること以上に、壮大に、面白く編集する。
そんな作品を見た友人の一人が、言いました。
「お前、無駄に才能あるな!」
その「無駄に」が、なぜか妙に胸に響く。
普段、冗談ばかり言い合う間柄の友人たちが、こんな風に認めてくれる。
それが、自分の手で何かを作り上げる楽しさを初めて教えてくれたんです。
新しい趣味を見つけた瞬間って、こんなにも世界が輝いて見えるものなのか。あの日、MacBookはただの道具ではなく、私にとって新しい世界への扉そのものになりました。
|想像していなかった未来
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思えば、あの旅行がなければ、スマホ編集をしていなければ、そしてMac Bookを買っていなければ。
YouTubeで登録者10万人を超えるチャンネルの編集者にも、なっていなかったかもしれません。
ウエディングムービーを撮影して、編集して、こんなにも幸せな瞬間に立ち会えることもなかったかもしれません。
今の僕は、きっと全く違う人生を歩んでいたと思います。
もし「Mac Bookは高すぎるぜベイベ….」と諦めていたら、いまだに指を酷使するスマホ編集者のままだったでしょう。すり減りすぎて指なくなってたかも。
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けれども、小さな一歩が連鎖して、気づけば大きな景色を見せてくれる未来につながった。いまの僕がいるのは、そんな積み重ねの結果だと思います。
|みなさんへ
この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら「これから何か始めたい」と思っていらっしゃるのかもしれませんね。
そして、その第一歩は案外「スマホの編集アプリ」みたいに、肩肘張らない小さなものから始まるかもしれません。
最初は手探りでも、失敗続きでも、大丈夫。
小さな一歩が、想像していなかった未来への切符になる。
僕がそうだったように、きっとあなたにもその切符が用意されているはずです。
何を成しえたわけでもない僕ですが、「あの時、あの決断をして本当に良かった。」ということは自信を持って言えます。
一歩先の自分に会いに行くつもりで、まずは小さな挑戦から始めてみるのもいいかもしれませんね!
さて、それでは今日はここまで。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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