ファンなら絶対読もう!「サンダーバード完全読本。」
皆さんは「サンダーバード」という映像作品をご存じでしょうか?
私(30代前半)と同世代か若い方からしたらあまり聞きなじみのない作品かもしれません。また知っていてもタイトルだけで中身は知らないという方が多いかと思います。
サンダーバードとは
記事タイトル的にはファン向けですが、そうでない方に向けて簡単に説明します。
これからわかる通り、原作はイギリスで50年以上前に描かれた人形劇です。
日本でも吹き替え版が度々再放送されており、私は1992年放送のものを当時VHSに録画し、それを何度も見てファンになりました。ちなみに調べたところ、1966年が日本初回放送でおそらくこれを見ていた方が一番のコアなファン世代かなと思います。(私に勧めてくれた伯父が該当)
わたしにとっての一番の魅力は何といっても、5機の救助用メカ「サンダーバード号」のカッコよさですね。50年以上前に作られたとは思えない洗練されたフォルムと機能・設定は他作品では見られないものと思います。
魅力を語ればキリがないのでそれは別の機会にするとして、今回は今年1月に発売された「サンダーバード完全読本。」という本を紹介したいと思います。
なぜ今サンダーバードなのか?
「そんな古い作品の本がなぜ最近発売したの?」となるかもしれませんが、実はサンダーバードはその原作以外に、2004年に実写映画、最近まで3DCGアニメが放送されていて、基本設定はそのままに表現を変えて現在まで続いてきたのです。
ところが、生誕50周年を迎えた2015年に当時の撮影手法で新エピソードを制作するという企画が発足されたのです。当時の人形劇は現在からするとかなりの労力と時間を要すると思いますが、原作ファンからするとうれしい限りです!
その新作「サンダーバード55/GOGO」の日本語吹き替え版が2022年1月に上映されたということがあり、この本も同時期に発売されたわけです。
ちなみに私は映画館で見ることができませんでした。。。(なんやかんやで1月末に見に行ったら近場の映画館ではもう上映終了していました。。。)
読み応え抜群の情報量~名作の制作秘話まで~
「サンダーバード完全読本。」は映画の発売に合わせて出た本なので、第1章はその話が中心ですが、それ以降はサンダーバードの歴史からメカの設定資料、雑学までかなりの密度で書かれており、とても読み応えがある内容になっています。
その中でも私がオススメしたいのは、当時の撮影スタッフのインタビューと撮影風景の写真です。
作品のストーリーやメカの設定などは正直、ネットを調べればいくらでも見ることができますが、当時のスタッフのコメントや思い出話などはこの本でしか見れない部分だと思います。特に苦労話や監督のジェリー・アンダーソンとの当時のやり取りなど、制作の裏話が語られているのはとても興味深いですね。
なぜ日本でヒットしたのか?~著者の的確な分析~
サンダーバードは設定・ストーリー・人形劇としての完成度、どれをとってもかなり魅力的な作品だと思います。ですが1966年当時から現在まで、なぜこんなにも日本で愛されているのか、少し不思議な部分もあります。
この本ではその疑問にメスを入れており、かなり的確に分析されています。もちろん1966年当時の時代背景が一要因にはなっていますが、当時のことをほとんど知らない自分からしたら目からうろこで、「確かにそのとおりだな」と共感できる内容になっております。
1960年代のサンダーバードを見ていた方からしたら、当時を思い出せる懐かしい部分もあるのではないでしょうか?
以上、「サンダーバード完全読本。」という本を原作ファンの私なりにオススメさせていただきました。
ファンの方はもちろん、そうでない方でもこの記事で興味を持っていただけたなら是非お手に取ってみてはいかがでしょうか?