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イタリア滞在記(21) シラクーサ

シラクーサは3泊4日の予定。B&Bのあるオルティージャ島は、あちこちに細い通りが迷路のように広がっている。でもベネチアで感じたような閉塞感はない。
きっとこの道もどこかに連れて行ってくれる…
そんな安心感を何故か感じたのは、シチリア特有の混在した文化的背景から醸し出される懐の深さかもしれない、と勝手に納得する。

シラクーサから橋を渡りオルティージャ島に入って少し行くと、海の幸や野菜・果物が並ぶ市場。そして午前中でもワインが飲めるお店などなど。とにかく活気がある。やっぱり南イタリアはいいなぁ♡

海の幸だけではなく、サルメリアも!
お店の前には広めのイート・インのスペースもある
天井まで埋め尽くされたワインボトル
こんな光景観たら、そのまま帰るわけにはいかない…(汗)
ということでアペリティーボには少し早い時間の
遅めのランチ
地元の人もツーリストも入り混じって盛況

旧市街の細い通りを更に南に進むと、レストランやバール、お土産物屋などがひしめく通りが何本も広がっている。

トラットリアの横手に置かれていたカラフルな
シチリアの荷車
オープン時間になれば、お店の前に移動されるようだ
魚のオブジェ?のお店 ルアーにも見えるものも…
とてもカラフルで可愛いい
シチリアの伝統的な模様を現代風にアレンジした小物のお店
奥の棚の上の女の人のオブジェが可愛い
シチリアと言えばカンノーリ
写真撮ってもいい?と聞くと勿論!と言って自分が写り込まないよう気遣う彼。
南イタリアにしては、珍しい(笑)「あなたも一緒によ!」と言うと快くOKしてくれた。

通りを抜けるとドゥオーモ広場。晴れた日の空の色とドゥオーモのアイボリーのコントラストが、この上もなく美しい。

この近辺に泊っていたら、夜のとばりの中で浮かび上がるドゥオーモが
見られたのになあと少し残念

そしてさらに先に進むと、島の先端にはマニアーチェ城塞。フェデリコ2世が作った中では最古の城とのこと。

曇り空の元強風が吹き出したので、やたら寒々しい写真

数年前に読んだ塩野七生著「皇帝フリードリヒ二世の生涯」を思い出して、出発前にもう一度読んで復習を!と思っていながら、忙しさにかまけてできなかったことが心残りで、今回の反省点でもある。


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