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僕がレンアイ型採用を結婚型にしなかった理由

採用の現場にいると、こんな場面にも出くわします。
社長もいて、管理職の方もして、採用担当の人もいる。

そんな時に、
「とりあえず現状、自社の採用の課題感ってどこだとお考えてですか?」
と、私は聞いてみます。

そしたらですね。さあ、言うぞ!という感じで管理職の方が
「では、こういう機会だから言いますけど…」

と、本当は社長に物申したいんだな。
という雰囲気で言います。

「うちは給料が安いから、人が来ない!」

と。

ほいで、僕がなるほど、へーと。
現在、出されているという求人広告を覗いてみる。
中途採用の経験者なら30万~40万と書いてある。

「同業種と比べても、著しく給与が低い。とは感じないんですけど、これでも、他社と比べて低い。という認識をお持ちなんですか?」

と、問うと

「いや、他の会社がいくらで求人出しているかなんて、確認はしてないですよ!」

と、プンスカ、仰る…。

他の会社がいくらで求人出しているかは知らないが
とにかくうちに会社が採用できないのは、他社に比べて給与が低いから。

なんですって。
ちょっと意味がわかりませんよね?

でも、こういう事業者さん多いんです。
それはなぜか?

管理職の方も、その周りにいる既存社員の方も
レンアイに喩えると、会社と「結婚をしている」状態です。
結婚生活中ですからね。
そりゃ、細かい不満から、長年の不満までいっぱいありますよ。

でもね。
僕は採用を結婚に例えずにレンアイだ。と言っているのはここにも理由があります。

採用というのは、あなたの会社のことを全く見知らぬ人に知ってもらって、きゅんとなってもらって、初デートと言う名の応募をしてもらって、お互いお付き合いに合意するまでの流れのことです。

結婚生活、絶賛マンネリ中の状態とは、全く時系列が違います。

つまり、給料が安い。は今の、管理職の方の不満であって
求人出して、応募が来ない理由ではないんですね。

ま、あとは
給与が安いから、人が来ない。と言っておけば
自分たちが何も変わる必要がなく、会社や他社の文句言っておけばいい。ということになるから。

という潜在的な意識も働いているのかもしれません。

採用できない理由の第一位は「発信不足」
第二位は「発信している内容の間違い」です。

さて、では今日も現場行ってきまーす。
昨日、セミナー主催して頂いた企業の部長さんに
「小宮さん、ちゃんと寝てる?」と聞かれましたが
寝てます!!
ありがとうございます!

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