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採用コンサルで出会う人々の物語

採用では、そこで働く人の物語を聞くことから始めるので、映画のような人生に出会うことも多々あります。

・学生の頃から働きたい会社があり、でも3年間修業するために、あえて大手に就職して、本当に3年後に働きたかった会社に就職した人。

・高校卒業して友達と東京に出て、働いたり遊んだりしているうちにいつの間にか東京に残っているのが自分だけになり、パチプロみたいな暮らしをしているところ、家族の不幸で帰省するきっかけができたので真面目に働きだした人。

・勤めていた会社が買収された際、上司が
「多分、今後お前がこれ以上、出世することはない。このまま残るのもいいが、長い人生を考えるなら今のうちに転職しなさい。」
と、促されしばやく燃え尽き症候群で働けなかった人。

・高校卒業した後、インスタやLINEで友達からの誘いの土木現場の仕事で繋いでいたけど、昨日刑務所から帰ってきた人やら、この人アルコール依存じゃね?と思うような人たちがゴロゴロいる環境で「オレって、底辺だなー。」と思っていたが、彼女ができて、妊娠がわかり「とにかく正社員」で、毎日求人サイトみて職を探して、今では一流企業の1次下請けの安定企業の期待のホープって人もいたなぁ。

採用は、いろんな人に共感しなければできないと思っています。だって、いろんな人に共感されなければいけないので。

だから長年、経営者しかやっていない人や、経営者同士でしか会話していないには見えなくなることがあります。

人事部って、優秀なエリート社員がやることも多いですね。
だから、母集団の形成だの、マーケティング的にどうのだの、カタカナ用語で、人をわかったようなわからないような頭でっかちに考えすぎてしまい、大切なことを見落とす。

採用もレンアイも相手は人。
今日、この時代。同じ世界に住んでいるまだ見ぬ誰かに対するメッセージです。

理屈や制度より
まずは心の熱。

待遇や休みの数より
共に歩みたいと思わせる何か。

そういうものがやっぱり大事。

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