ご飯を入れるのに茶碗…
今日の朝は珍しく寝坊…起きたら6時前だったので朝のウォーキングはやめて昼食後に土手沿いを歩きました。いつも朝は涼しくて汗をかかないのでいいのですが、真っ暗で景色を楽しめないので昼間のウォーキングは楽しいですね。大分涼しくもなってきたので汗もかきませんし、快適でした。
ご飯を食べる器は茶碗といいますが、これは茶道のお茶碗と同じ…
ご飯なのに茶の椀、お茶(煎茶)を飲むのに湯呑み…不思議ですよね…
不思議に思っているとちょうどいい記事を見つけました。和文化•暦研究家の鶴丸 和子さんのコラムです。
鶴丸さんによると中国から伝わった磁器全般を茶碗と言っていたようでそもそも中国から来た茶碗は抹茶を飲む時に使われていたとのこと。ですから茶碗と呼ばれていた。江戸時代になると各地でやきものが作られるようになり茶碗が手頃な食器となり、ご飯やおかずを入れるようになったそうです。
では茶碗がみじかになるまでは日本人はご飯を何に入れていたのか…木製のお椀、木椀が食器の中心だったそうで、その名残りなのか味噌汁などは今でも 木椀で頂いていますよね。木は熱さを伝えにくく、冷めにくいので汁物には適した食器だそうです。
確かに抹茶は茶碗に入れますが、冷めないようにお湯で温めてから点てていますよね。
湯呑みはこれもお茶の栽培が各地に広がり煎茶が飲まれだすと煎茶は抹茶のように点てるのではなく、急須で入れるので冷めにくく口の狭い保温性に優れた形になったそうです。
コラムを読んで確かに…と思いました。