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且座と数茶のお稽古

昨日はお稽古へ。松山の社中の皆さんがほぼ揃ったので先生が且座(さざ)のお稽古をしましょうと…
且座とは七事式のひとつで五人でおこなうお稽古。正客がお花、次客がお炭、三客が香をたいて一同が聞き、東(とう)が亭主役で濃茶、半東(はんとう)さんが薄茶と皆で分担して進めていきます。

お稽古の始まる前にお軸飾りの仕方を見せて頂き、先に裏でお菓子を頂いてからお稽古が始まりました。且座のお稽古では次客のお炭をさせて頂きました。

お軸は寿山萬丈高(じゅざんばんじょうにたかし)
調べてみると、福海千尋深(ふくかいせんじんふかし)と続くようです。

いつもは炭手前で最後に香を焚くのですが、別に香を三客さんが焚いてほのかな匂いを聞きます。みんな臭いがしたと言われるのですが…あれ…匂っていると思えば匂っている気もするのですが、あまり感じませんでした。タバコでいつも強い匂いに慣れているからなのでしょうか、歳だからでしょうか…(笑

薄茶の前に出てくるのがみ菓子(見菓子)というものだそうで食べてはいけないお菓子です。客はみ菓子を良く拝見し、菓子器とも、一度押しいただいて次へ回すそうです。食べられないお菓子…不思議ですね。面白い。

且座の後は数茶(かずちゃ)のお稽古
客一同が札を引いて、札の当たった人から、亭主が点てた薄茶を飲んでいきます。お茶を飲んだ人には煙草もどうぞと煙草盆も回ってきます。

割稽古でのお点前も面白いですが、昨日のお稽古は茶事ほど緊張もしないし、茶道を習ってる…という感じで楽しい、面白い。人数が揃わないといけないのでしょうがまたやりたいですね。ありがとうございました。

それにしても奥が深い…

午後からは夏休み子ども茶道教室の報告書作成完了、後ひとつ領収書が必要なのでそれが届いたら文化庁へ提出します。提出後手直しがあるでしょうが、ひとつの区切りでホッとしました。来年もまた挑戦します♪

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