熊倉功夫先生による利休の茶講演会
今日は生活文化センターにて「茶の湯文化にふれる市民講座」でした。
講師は国立民族学博物館 名誉教授で、MIHO MUSEUM 館長の熊倉功夫(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/熊倉功夫) 先生。
利休の茶という内容でお話し頂きました。千利休はアバンギャルドなお茶人であり、豊臣秀吉に切腹させられた理由についての考察や、千利休が古い固定概念を壊して新しい茶の湯文化を生み出したお話しや、以前皇居に行かれた際には煎茶と紅茶しか出ずに抹茶が無かったなどユーモアたっぷりにお話しされあっという間の90分間でした。茶の湯を知らない建築家が茶室を作っていてお点前しようとしたら無茶苦茶でできなかった…などまさにその通りだなと思うことも沢山お話し頂きました。
且座喫茶(しゃざきっさ)
且はしばらくという意味で、しばらくすわってお茶でも飲もうよ、という意味だそうです。 毎日の生活の中で、ふと立ち止まり、静かにすわって一服のお茶を喫する心の余裕、それがなによりも必要ですよね。
講演前に呈茶もあり、皆さん楽しそうに召し上がられてました。
会場も満席でしたので隣りの呈茶席にもモニターを設置してお聴きいただきました。
私は前日の設営に今日は会場案内にパワーポイントの操作などをさせて頂きました。熊倉先生の合図でパワーポイントを操作していくので最前列でお話しが聴けてラッキーでした。終演後お片付けをお手伝いして先程家に帰ってきました。朝から一日潰れましたが有意義で学びのいい一日になりました。