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民泊体験レポート vol.2

受講生: 武者さん、内山さん
受け入れ農家さん: 長谷川栄一さんご家族

長谷川さんのご自宅に滞在した受講生の2人は、農業のこと、地域の気候、そして新規移住者への印象をインタビューしてきてくれました。

Q. いつからお米づくりを始められたのか?
A. 生まれた家が百姓だったため、ずっと米づくりをしている。

Q. ご職業は米づくりのみか?
A. 米づくりだけでなく、木材に関わる職場でアルバイトをしている。今はアルバイトという雇用形態だが、ご定年までは正社員として農家と米づくりを両立させていた。
農業の繁忙期には米づくりを優先させるなどして両立させているとのこと。この集落の方はほとんどの方が別の職業と農業を両立させている。集落の中で同じ仕事をしている人がいないので、何をするにも集落の中にプロフェッショナルがいる状態。一方で、食用のコシヒカリなどを生産している農家の方は農業専業の方が多い。

Q. 1年で一番忙しい時期は?
A. 田植えの時期と稲刈りの時期が一番忙しい。
普段の農作業は栄一さんお一人でされているが、田植え・稲刈りの時期は奥さんと息子さんご夫婦の4名総出で作業をされている。
お嫁さん曰く、農作業をした日はすっきり眠れるとのこと。

Q. 定例の勉強会ではどのようなことを話しているのか?
A. お米の栽培状況の近況を共有したり、質問し合うことが多い。
参加者の酒米農家のみなさんはその後の懇親の場を楽しみにしている。
(※定例の勉強会=麒麟山米づくり研究会に所属する農家さん方の集会)

Q. 新潟の最近の積雪は減っているか?
A. 明らかに減っている。少ないと言っても家の1階の大きな窓を覆うくらい(2m強)の積雪だが、以前はさらに積もっていた。積雪減の影響で田んぼの水分量も減っている。

Q. 阿賀町に新しい人が来ることに抵抗はあるか?
A. 田んぼを継ぐ人がいないのでとてもありがたい。昔は新しい人(よそ者)が来ることに対して抵抗を感じる人も中にはいたと思う。
でも、最近はそれは無くなってみんな来て欲しいと思っている。
国籍などは特に問わない。

Q. インタビュー翌日(6/16)の作業はどのようなことをするのか
A. 年に一度の集落の集合場所やお墓の掃除などを集落に住む農家さん17名程度で行う。
私たち(武者・内山)がお掃除を担当したお墓は、以前は色んな方のお墓がぐるっと建っている状態だったが、2-3年前に1箇所にまとめる変更をした。その時から大規模なメンテナンスをしていないので、今回綺麗に掃除をすることになった。

翌日の集落清掃後の写真です。草を刈ったり運んだり。
日中の気温が上がる前に作業はもう終わっていました!

感想: 内山さん(受講生)
大勢の農家さんが集まる貴重な機会にご一緒できて嬉しかったです。また、民泊では副業の影響で集落の中でいろんなプロフェッショナルの方がいらっしゃるという話が印象的でした。集落の皆さんが力を合わせてどのような成果や活動をされているのかもっとお聞きしたかったです!


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