低用量ピル飲み始めてもうすぐ1年なので経過と感想を書いてみる
こんにちは。米森です。
早速ですが、今回は、低用量ピルの使用を始めて1年経った今、体調面での変化や感想を書いてみました。だれかの参考になれば…。
⚠注意
この記事は、一患者としての感想であり、
医学的な知見に基づいての内容ではありません。
また、話題的に体調不良の話なので嫌な予感がしたかたは回れ右してください。
飲み始める前の症状
私が感じていたのは主にこちら。
・生理不順
短くて20日間、長くて60日間周期で来る。また、一日二日の不正出血もあり。旅行の予定立てるたびに、来ないでくれ……と祈っていた。
・気分の落ち込み、憂うつ感
無力感というか、絶望感というか、「俺なんてゴミは社会のお荷物〜!!」期がやってきてめそめそする。あとぼーっとしがち。
・怒りっぽくなる
もとから沸点高くないですが、明らかに沸点下がる。で、瞬間的に沸騰したあとに余計に「俺ってばホント社会のONIMOTSU…」と憂鬱になる。
・寝付けない、起きれない
夜中に目が覚め、朝は起きれない。夢はたいてい明晰夢なせいか、起きた後ぐったりしがち。
・ぽんぽんぺいん(腹痛)
痛みで体が動かない。血の気が引く感じ。痛みで冷や汗かきながら電車通勤・通学することもしばしば。
という、自覚症状はあったものの、世のみんなこんなもんだろう! 自分も怠けずがんばってこ! と思って、こういう状態で長年過ごしてきました。
飲み始めたきっかけ
そんな状態でウン年過ごしてきましたが、PMSという言葉をメディアで聞くようになり、
「もしかして自分の症状は重めなのでは?」という疑いを1年前にようやっと持ちました。
低用量ピルが保険適用できることも知りましたが、飲む決心はつかず。生理終わればなんともなくなるからその時だけ我慢すればいいや…なんて思っていました。
そんな折に、たまたま会社に保健師さんが子宮頸がん、乳がんなど女性が気をつけるべき病気について講演に来られて、PMSについての話になったときに、保健師さんが
「閉経までの数十年のうちの半分近くを気分すぐれず過ごすのは人生の大きな損失ですよ」
という旨の発言があり、確かに……と共感。
というわけで近所の婦人科にその日の夜に予約を入れ、早速処方してもらいました。これが昨年の7月のことです。
飲み始めてから現在までの状況
病院に行ったら中程度のPMS症状、と診断されました。そして低用量ピルを服用開始。
1シート28錠を毎日1錠服用し、全部飲んだら次のシートを飲み始める…というやり方です。1〜24日目分は成分あり、25〜28日目分は成分なし(休薬期間)という感じの錠剤です。
飲み始めてからの時系列的な変化は、私の場合こんな感じ。
・1〜2ヶ月目:
なんと特に変化なし。不正出血も1回あり。2ヶ月目の診察時に訴えると、もう一ヶ月今の薬のまま様子見て、来月も変わらなかったら薬を変えましょうと言われる。
・3ヶ月目:
おなかいたくない。痛みで冷や汗出なくなったのはこの頃から。
また、気分の落ち込みが軽くなったのを自覚する。「時と場合により社会のお荷物…かも!」くらい軽くなる。
・5ヶ月目:
瞬間湯沸かし機能廃止。気分が保ちやすくなる。また、日中の眠気が改善される(これが個人的に一番うれしかった)。このあたりから生理期間が整ってくる。
・7ヶ月目〜:休薬期間中に生理が来るようになり、生理期間が一定に。
・現在:快適。
症状別にまとめ直すと、現在はこんな感じになりました。
・生理不順
1シートに1回来るようになって周期改善。
・気分の落ち込み、憂うつ感
「俺なんてゴミは社会のお荷物〜!!」期自体はあるけど絶望感はなくなった。
・怒りっぽくなる
沸点は生理前後で変わった感じなし。
・寝付けない、起きれない
夜中に目が覚める回数は減った。朝はまだつらいが、遅刻はほとんどしなくなった。
・ぽんぽんぺいん
動きが制限されるような痛みがなくなった。無痛にはならないが痛み止めなくても過ごせる日も増え、これが改善度合いとしては一番かな。
という感じで、飲み始めてすぐに改善されたというわけではないですが、じんわりじんわり効いた感じです。
ちなみに、ヤーズ配合錠を飲んでいます。保険適用内で、1ヶ月分の薬代は1,000円くらいです。
最後に
私は低用量ピルを飲んでよかったと思っています。早く飲んでおけばよかった……!とも。
低用量ピルは血栓症(血管内に血の塊がつまる病気)のリスクもあるので、その点は注意しないといけませんし、ピルが体質に合うかどうかもありますが、私としては、生理前の症状に悩んでいることがあればぜひ試してみる価値があると思います。
下記のように、PMS症状チェックシートも世には色々ありますので参考までに。
PMSに限らず不調を感じたら病院行きましょうね!
そんな感じで感想は以上です。それでは!