シェフじゃないのに料理をして、茶師じゃないのに茶葉を探究する理由
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浄水器カートリッジを交換したての水道水を使って沸かしたお湯で淹れたお茶がおいしすぎて30分で1リットル体内へ姿を消しました。茶葉は贅沢に使えないので、1回抽出分量で最低5回は淹れさせていただいています。
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こんにちは。今日は「宇治 やぶきた」という銘柄のお茶を飲んでいるKOMEKOです。
唐突ですが、皆さんは飲食するときに「味覚」「嗅覚」を意識したことはあるでしょうか?
私は20代後半になってから、お茶の香りを深く楽しむことにハマっています。「深く楽しむ」といっても、すごく高級な茶葉を買うとか、茶器を買ってお茶を煎じる、といった領域には達していません。
あくまで懐事情を圧迫せず、ちょっと贅沢だなと感じられるレベルの茶葉を定期的に嗜む程度なのですが……
その程度の嗜みを継続的に体験していくと、味覚や嗅覚が敏感に「A」「A+」をキャッチするようになってきました(「A」「A+」はどちらが良い悪いではなく、あくまで食材としての高みを個人的に表現したもの)。
例えば、こんな家庭の煮込み料理でも、市販のつゆを使うのと、昆布出汁で作るのとでは味も香りもかなり変わります(写真の料理は市販のつゆで料理したものです)。
休日にお鍋をするときなんかは、なるべく昆布で出汁を取り(実際にはただ昆布を茹でてるに過ぎないですが…)、その昆布を野菜と一緒に食べるようになりました。
水炊き鍋のときはポン酢などにつけて食べるので、昆布は1枚くらいでもいいんです。ただ、いつもと違うちょっとした工夫のひとつとして、昆布を使うことが大切だと思っています。
さて、茶葉と料理が何につながっているかというと……。
自分にとって何が心地よいと感じるのかを考える習慣がついてきたような気がします。(「心地よい」って定義が難しくないですか?)
自分の周りで生じる事象を探究することは、自分はなぜそれにハマるのか、何を好むのか、自分自身をより深く知るうえで重要なプロセスだと思うのです。
自分を構成する「感覚」に成長してもらうためにも、「今までよりもさらに心地よい」と感じられる経験を探究していきたいなぁ。
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@komekoarts