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“今日キツい”って言う時に利用できるオンラインカウンセリング「うららか相談室」に救われたよ
辛い時、苦しい時、本当にメンタルがきつくて自分がどうにかなりそうな時。そういう時、身近に頼れる人がいる人は、限られています。
私が一番メンタルの辛かった10+α年前。
心の底から誰かの助けを必要としていましたが…身近な人は頼れませんでしたし、いのちの電話が繋がった試しはなく、高校生になってやっと手に入れた携帯でネットの掲示板にアクセスし心情を吐露すれば誹謗中傷を受けて状況が悪化しましたね。
大人になってメンタルの病こそ改善されたものの、どうしても辛くなった時期にはだれかを頼りたい、それも、できればプロを頼りたいと思っていました。病院は予約でいっぱい、すぐに話せる人なんていない。そう悩んでいた時期にオンラインカウンセリングの存在を知って利用してみたら…とっても、とっても良かったんです…!
正直怪しい、と思って手を出せない方もいると思うので今日はオンラインカウンセリングを利用した感想をまとめます。
オンラインカウンセリング「うららか相談室」
私が利用したのはうららか相談室というサービスです。
noteアカウントもあります。
本当に心の底から辛かった数日後にはプロにカウンセリングしてもらえました。注意点と、気軽に利用しない方が良いケースもあると思うので…参考にしてもらえたら嬉しいです。
1.「相談する方法」を選ぶ。
うららか相談室ではメール・電話・オンライン(ビデオ)の3パターンからカウンセリング方法が選べます。私はオンラインカウンセリングを利用しました。料金も違って、方法によっては3回で1セットのお得なプランなども用意されているようです。それぞれメリットがありますし、その時その時相談する内容でカウンセリング方法を変えても良いと思います。
例えば、
キャリア・進路……時間をかけて何度も回答を見直したいからメール
メンタルのこと……リラックスした姿勢で話したいから電話
恋愛・人間関係………顔を見てじっくり話を聞いてほしいからオンライン
とか。
私は今回「顔を見て話したい」「話す間を伺うストレスがない」「安心したい」という理由でオンラインを選択しました。
2.「カウンセリング日時」を選ぶ
日時選択は本当に自由度が高いです。
朝早くから、特に精神的に辛くなりやすい夜の時間帯まで、相談できるカウンセラーさんがいらっしゃり…本当に救われました。
自分の気持ちが落ち着いていそうな時を予約するのも良いですし、とにかく今話が聞いてほしい!みたいな時には当日を選ぶことも出来ます。
3.「カウンセラー」を選ぶ
カウンセラーさんによっては希望の相談方法を受け付けていなかったり、相談したい日時に受け付けていなかったりします。「どうしてもこの人に相談したい」という人が決まったのにできない、という状況は悲しいので、先に方法と日時の希望を選び、ある程度選択肢を絞ってからカウンセラーさんをじっくり選んだ方が良いかなと思います。在籍カウンセラーさんも多いので、ある程度の条件でふるいにかける意味もあります。
カウンセラーさんは「顔写真」「保有資格」「経歴」「メッセージ」をそれぞれに載せてくださっています。私が特に参考にしたのは、「経歴」と「メッセージ」です。加えて顔写真からある程度ベテランの方だろう、という方を選びました。若い方だと自分が遠慮してしまいそうだったので。
保有資格も参考にしようとしたのですが、正直精神・心理業界に精通しているか、良く調べている方じゃないと分からないですね…。例えば「臨床心理士」と「心理カウンセラー」って何が違うんだろう…?というような感じです。
それよりも参考にしやすかったのは、今までどういう所でお仕事されてきたのかを「経歴」から見させていただいて、選びました。
・非行少年などの更生を支持
・夫婦やカップルカウンセリング
・精神障害を持つ人のキャリアサポート
など、様々な経歴の方がいらっしゃいます。
特に「どこで働いてたか」を書いてくださっているのがありがたかったです。自分が相談したいなと思った方だとしても、例えば小児療育現場での経験をした方よりも、大人で仕事をしている方のうつ病などのカウンセリングを経験している方の方が良いかな~とか、ですね。
私は自分の相談内容に関係する経歴を持つ方を数名見つけることができました。その中から、カウンセラーさんのメッセージを見て優しそうな方、言葉遣いが優しい方を結果的に選んでカウンセリングしてもらいました。
4.いざ当日
ここからはオンラインカウンセリングの流れになるのでメールカウンセリングや、電話カウンセリングではまた違った方法になるはずです。また、カウンセラーさんによっても多少違うと思います。
オンラインの場合は予約時に送られてきたZoomURLにアクセスするとカウンセリングスタートです。
・ネット環境
・Zoomでのマイク、スピーカー
これらは事前に確認しておくと、当日スムーズにカウンセリングが進みます。
ネット環境が身近にない方は、図書館などを探すと良いと思います。コロナ禍でオンライン授業を行う学校や企業が増えてから、発話も可能なオンラインサービスを提供している場所が増えています。
その場合は相談できる日時が限られてしまうのが辛いですが…自分の環境と相談しながら、メールや電話という方法を選ぶのも良いですね。
5.相談する
基本的にカウンセラーさんがリードしてもらえますので、事前に知っておくべきことは多くないです。ただ、頭の中で整理しておくと良いと思うのが、
・カウンセリング方針の希望
ただ話を聞いてほしい/アドバイスが欲しい/自分の気持ちを整理して欲しい/適宜、医療方針などを示してほしいetc…
・相談内容
相談内容/相談に至るまでの経緯/自分が「どうしたい」のか/自分が「どう感じている」のかetc…
カウンセリングには時間制限があります。その中で全ての気持ちを吐露することは難しく、1度のカウンセリングで自分の気持ち全てを整理できるとは限りません。ですので、事前準備として上記の2つを整理しておくと良いと思います。出来れば、ノートの切れ端に書き留めておくとか、携帯のメモに入れておくとか文字にしておくと良いです。
とはいえ基本的には「わからないです」と伝えてもカウンセラーさんがフォローしてくれると思います。
0.まとめと、大事なこと
まずこのカウンセリングを受ける上で「自分が何を相談したいのか」が大事になってくると思います。正直、ただただ辛い、ただただ苦しいと言う状態で自分の頭の中をまとめるのはとても難しく、時間もかかるかもしれません。その時は「ただ話をきいてほしい」だけでも良いと思います。言いにくいかもしれませんが…「慰めてほしい」という希望だって、立派な希望です。プロ相手に伝えることは躊躇しなくて大丈夫です。
私はカウンセリングを受けたことでとても楽になりましたし、受けて良かったと思いました。
また、カウンセリングは、そもそも治療の一環として選択されるべきものです。
・体に症状が出るほど辛い
・今にも命に危険があるほどに悩んでいる
というような場合はやっぱり先にしかるべき医療機関にかかり、その後必要であればカウンセリングへ…という流れが適切なはず。
また、こういうタイプのサービス(素人~セミプロ~プロを集めてwebサービスでお客さんと繋いでくれる)の共通点として「経験値」「技術」にカウンセラーさんによって差があるデメリットがあります。どんなに早くカウンセリングを受けたいと思ったとしても経歴がほぼない人や、顔写真が加工まみれな人、資格が全て軽い人、怪しい人などは避けた方が良いです。口コミも参考になります。
ただ「病院に行くべきか」相談する、のもありだと思います。
本当に私は…とっても救われたので。
回し者でもなんでもないのですが、今回書いてみました。
このサービスには、お金がかかります。
本当にそれは、苦しいこと。簡単に利用できる金額かと言われれば、微妙です。ただ…心療内科・精神科のカウンセリングサービスよりは安いです。
かつて本当に辛かった時期に、このサービスがあればなあと思いました。当時学生だった自分が金銭的な問題で利用出来たかは微妙ですが…
精神科や心療内科などは、かかりたくてもなかなか予約が取れないほどひっ迫していると聞きますし、そんな時にせめて選択肢が増えれば救われる人もいるかなと思います。
回し者でも、プロでもない私ですが。
少しでもこの選択肢で救われる人がいることを願っています。
カウンセラーさん選びは、大変かもしれませんができれば時間をかけて…もしも、参考にしていただけたら嬉しいです。
また私は心理学や精神学の資格を持っているわけではありません。ただの経験者です。個人の感想を述べていますので、サービスの利用や希望に関してはご自身で考えられつつ、もしも今既にかかられている病院があれば主治医の先生などに事前にご相談されるのが良いと思います。
良いご縁がありますように。