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#シロクマ感想文

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新企画「#シロクマ感想文」始めます!ハッシュタグ「#シロクマ文芸部」がついた作品(いつの記事でもOK)への感想を書いた記事を大募集します。記事には「#シロクマ感想文」をつけてくだ…
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#シロクマ感想文 って何?

こんばんは。 やさしい短編小説・写真の人、小牧幸助です。 なんでもない影も 絵になる季節に…

ショートショート_手始め

懐かしい響き。それは、私にとっては、なぜか、放課後のブラスバンドの練習の音だ。 ブラスバ…

kojuro
5日前
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ショートショート_時すでにお寿司

レモンから そんなつまらないことに頭を巡らせながら、日曜日の午後に、またもや、荒技をやっ…

kojuro
13日前
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ショートショート_夏空

流れ星は、好きである。そもそも空を眺めるのが好き。そして、それは夜空でも一緒で。いや、む…

kojuro
2週間前
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ショートショート_はじめて切なさを覚えた日

今朝の月は月齢20.7、月の入りは11時11分で。形としては下弦の月の1日目の月のはずで。左側が…

kojuro
3週間前
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ショートショート_胸騒ぎ

花火と手の一番親和性が良いシーンを醸し出すのは、線香花火かも知れない。 夏の思い出と言え…

kojuro
1か月前
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ショートショート_AIに恋した話

夏の雲が、四角い空の向こうに見える。遠くに見えるのは入道雲だ。入道雲、別名積乱雲。この雲の下は、雲が上昇気流を飲み込んで成長しきってしまうと、いつ雷雨が発生するかわからない。怖い雲でもある。 二度ほど、遠くに竜巻を見たことがある。リアルに見ると、たとえ遠くにあっても、恐ろしいものである。 でもどうしても、夏の思い出は青い空と白い雲に彩られていて。楽しそうな印象があるのである。 そのくせ、夏の思い出というのは、実はやけに切なかったりする。夏の雲。こいつは、ちょっと罪なやつ

ショートショート_きわどいはなし

風鈴と風。切っても切れない関係にあるものだろうが、最近は暑すぎてクーラーをかけるので、外…

kojuro
1か月前
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ショートショート_痛恨

かき氷が好きな人が結構いると聞く。そういう人は、冬でもかき氷を食べに行くらしい。 かく言…

kojuro
1か月前
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ショートショート_仮眠

海の日を一週間も過ぎ、この前の三連休が恋しくなってきた。休みの前は、すごく心が高鳴り、休…

kojuro
2か月前
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ショートショート_落着

夏は夜の思い出も多い。祭り、花火、流星群。そして、夏の暑さに乗じてちょっと夜更かしをした…

kojuro
2か月前
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ショートショート_夜空

手紙には最近、何も書いていない。考えたら、メールやLINE、時には電話はあっても、手紙を書く…

kojuro
2か月前
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ショートショート_身捌き

ラムネの音。瓶の中の、ビー玉の音。それは、夏の音だと私は思うのである。 ラムネを飲むとき…

kojuro
2か月前
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ショートショート_倫理

月曜日は憂鬱だ。だいたい、日曜日の午後くらいから気が重くなる。その症状は、なぜだか分かっている。仕事いやいや病だ。 もう還暦に近い、もう、退職が目前だという人間が、いまだに仕事いやいや病だ。わらってしまう。 でも最近、生きていることに少しずつ感謝する気持ちが芽生えてきているように気がする。退職の準備をしつつ、働くこと、収入、保険、税金。いろいろな自分の人生を見返していく作業をしながら、もう自分の人生もそれほど残されていないことを否応なしに自覚していっている。 こんな自分