畑も家も私の体の一部
先日、故郷に帰省した。
自然豊かだと思っていた場所に違和感を覚えた。
1 草の生えないカラカラの土
故郷は、海と山に囲まれて
とても自然豊かな場所だと思っていた。
実家も農家で小さなころから山に行っていた。
久しぶりに帰省した先日。
いつもなら車の窓を開けて風を感じながら走るが、
この日は、苦しくなって窓を閉めた。
畑に撒かれた農薬の臭い。
カラカラの土の苦しそうな悲鳴。
大きく深呼吸することができなかった。
辛かった。
2 無農薬・無肥料の考え方
農薬がどんな風に体に悪いのか。
何の成分が害なのか。
私は具体的に説明できない。
ただ、農薬を飲みたいとか
農薬をシャワーのように浴びたいとは思わない。
できれば関わりたくない存在だ。
農薬を散布している近くは通りたくないし、
散布した畑のそばを通る時は窓を閉めたり、息を止める。
化学肥料は、異様な臭いがする。
鼻をつまみたくなる。
それが何を意味するか。
この体は、嫌がっていると言うことだ。
私が無農薬・無肥料を選ぶ理由は至ってシンプル。
農薬や肥料を心地いいと思わないから。
農薬を浴びたり、農薬や肥料を撒いた畑で
深呼吸したり、寝転んだりしたいと思わない。
だから、私は自分の畑ではしない。
3 畑や野菜も私の体と繋がっている
家も畑も野菜も果物も私の体と繋がっている。
自分の体が喜ばないことをしない。
自分の体が心地いいと喜ぶことをする。
私の考えは至ってシンプルだ。
食器用洗剤を使わない理由も同じだ。
気持ちいい!心地いい!と
大きく息を吸って
抱きしめたり、寝転んだり、
できるだろうか。
家も畑も自分の体の一部。
私の体にしないことをするのはおかしい。
全部が繋がっている。
だから、私は農薬を使わない。
無農薬無肥料の畑は、
土がふかふかで
優しい草が生え、水分を含みぷるぷるしている。
大きく深呼吸して
ゴロゴロ寝っ転がれる。
何より心地いいと思っている。
その感覚を大切にしたい。
どんなことに対しても。