オモシロ園長の本気(ガチ)な洋食(メシ) レストラン「丘公園」様
神奈川県横浜市青葉区あざみ野。穏やかな雰囲気の緑豊かな住宅街で40年以上もの間、カレーやパスタ等の絶品洋食を提供している人気店が「丘公園」様です。
そこには唯一無二の世界観を持つ「丘公園ワールド」が広がっていました。
ガス漏れ発生!ドタバタの丘公園”開園”前夜
1982年、バレンタインデーの2月14日に開店しました。
レセプション(お店のお披露目)を行った開店の2日前、なんだか店内がガス臭い!ガス漏れを起こしているのがわかって、もちろんすぐに修理してもらいましたが、あの時はドタバタだったね。
「公園が近くにあるんですか?」とか、よくお客さんに訊かれます。
ここは「“港の見えない”丘公園」ですよ!(笑)
(横浜港を見渡せるスポットとして有名な「港の見える丘公園」から名付けた。)
三重県の高校生は(上京したくて)料理人の道へ
僕は三重県鈴鹿市の出身です。特に何かやりたい事もなかったけれど上京したいと思っていたら帝国ホテルの求人があったので、料理の専門学校にも行かずに飛び込んだのがきっかけです。
それから1年半で、移動型のホットドッグ屋を始めたんですが、全然うまくいかない。先輩に相談したら、馬車道十番館(横浜市にある昭和42年創業の老舗フレンチレストラン)を紹介してくれました。
本当にいい経験をさせてもらいましたよ。僕は、仕事だけは一生懸命やる人間だから、自分でこう言っちゃなんだけど、引く手あまただったのよ。
そして初めに就職してから11年目の30歳になる頃に、この丘公園を開店しました。
それから43年、こうして今もうだうだやってます(笑)
大事な事は「時間を守る」「オリジナリティを大事にする」
当たり前のことですが、サボらない事。今日はもうお客さん来ないだろうから、早めに店を閉めようかなぁ、といったこともしませんね。
僕はフレンチもイタリアンも、きっちりやってきました。でもこの小さな店では、使う材料も設備も、今までいたようなレストランと全く同じようにはできない。だから僕の、僕にしか作れないレシピでやりたい!
子供の頃に初めて買った切手で感じた縁「八郎潟干陸式」
それまでは近所のお米屋さんでお米を買っていたんだけど、米不足になった時、普段頼んでいたお米の質がだんだん悪くなってきていた。その頃、ダイレクトメールで届いたあきたこまち協会が目に止まったんです。
(大潟村あきたこまち生産者協会の)会長の涌井さんは若い頃、新潟県から移住して、八郎潟を干拓した大潟村で農業を始めたんですよね。
僕が小学校5年生の頃に切手の収集が流行っていたんですが、朝早く郵便局まで行って並んで、初めて購入した切手が、じつは『八郎潟干拓の記念切手』だったんですよ。
あきたこまち協会と取引をするようになって、後から気が付いたんだけど、これは何かの縁だなぁ。
予測不能!クセ強メニュー名のごく一部をご紹介
=インタビュアー実食!=
おすすめの「丘仲間A」を頂きました。
おっきな一皿に、ごはんとハンバーグ、ありふれたカレーにならないように、あえて辛くしているカレーソース(※)をかけて、タラコスパゲッチーもついた豪快なメニューです。
3品ワンプレートのボリューム満点なセットが1,150円とは、とてもお得だと思います!
おいしい料理とユーモラスな店主様とのお話しで、お店を出るときには幸せな気持ちになりました。今度は、「旨すぎる納豆タラコスパゲッチー」を食べてみたいです。
ご馳走様でした!
インタビュー:猪爪
店舗情報
丘公園
#プロの料理人が選ぶ理由
インタビューを通じ、大潟村あきたこまち生産者協会のお米やパスタを選んだ理由、おすすめの調理法などを紹介します。
米どころ秋田で育ったあきたこまちはこちら▽