笑顔
「私は世界で一番幸せなお母さんです」
と今は胸を張って言うことができます。
一番最初に口に出した時は現実とかけ離れすぎていて、かなり違和感を感じました。
息子はほとんど寝たきり状態になるほど、苦しんでいて辛そうなのに、助けてあげることもできない。
何をやっても裏目に出てしまい、空回りして何も上手くいかない…。
こんな状態で、まったく面白くもないのに、子どもの前で笑顔でい続けるなんて出来る訳がないじゃない…って思ってました。
だけど、息子が不登校になってから、ずっと息子の前では無理をして笑っていました。
ある日、私の笑顔を見た母にこんな風に言われました。
「自分の顔を鏡で見てみたら?世界で一番不幸ですって悲劇のヒロイン丸出しの顔してるのに、世界で一番幸せなお母さんの笑顔で笑っているつもりなの?そんな顔で笑われても子どもは良い迷惑だよ」
言われた時はとてもショックだったけど、客観的に見ると私の顔ってそんな風に見えているんだって気付くことができました。
それからしばらくして夫が、
「いつもニコニコ笑って明るいお母さんで良かったね」
って息子と話していたんです。
「お母さんは何も悩みがないからいつもバカみたいに笑ってるんだよ」
って息子が言い返していて…。
家庭崩壊の危機的状況の中でも、家族からは何も悩みがないように見えている。
かなりビックリした家族の発言でしたが、それまで上手に笑えているのか自分では分からなかったので、ちゃんと笑えているんだなってその時すごーく嬉しかったです。
「人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」
このお釈迦様の教えを知ってから、私は息子が生まれてから死ぬまで、どんなことがあっても乗り越えていける力と強さを身につけられるように、ずっと光を照らして見守ってあげられる存在になりたいなって、世界で一番幸せなお母さんの姿を具体的にイメージして、少しでも近付けるように日々行動しています。
“笑顔”を大切にしていたおかげで、どんなに辛いときも、どんな問題も楽しみながら乗り越えられたのはとてもラッキーでした。
しばらくして、母から「表情がとても柔らかくなったね。とっても優しそうな顔になったよ」と言われました。
脳って嘘でも笑っていると、楽しいと錯覚して、幸せな気持ち、楽しい気持ちになるホルモンを分泌してくれるそうです。
子育てで感じる不安や恐れ、イライラ、ザワザワなどの感情を手放す方法を知ってからは、息子のまばたきすら愛おしくて、足音を聞くだけで世界で一番幸せなお母さんだなって感じられるようになりました。
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どんな辛い時でも笑顔でいるのには、少しコツが必要でした。
世界で一番幸せなお母さんになれる方法を教えて欲しいと、多くの方からご要望がありましたので、セミナーを開催することになりました。
子育てのお悩みをお持ちの方がいらしたら、お役に立てる内容になっています。ぜひ、ご活用ください。
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