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季節や体調を意識して食材を選ぼう♬[四気と五味]

先日の梅雨の晴れ間
とっても暑かった〜ヽ(´o`;

自宅から少し離れた公園へあんずを散歩に連れて行った。午前中だったけどもう暑い。
あんずは水をガブガブ。

帰宅して少しクールダウンしてから買い物へ。
野菜売り場をウロウロしてたら、冬瓜が目に入った。
"そうだ!冬瓜でスープを作ろう"
冬瓜は体にこもった熱を冷ます「涼性」の食材。この事をふと思い出す。きっと体が欲してたんだな(^-^;

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薬膳では、食材を四気五味という次のような性質に分けています。
[四気(五気)]
食べた後に体を冷やすのか、温めるのかを表しています。
寒性:体をしっかり冷やす
発熱や炎症などに
にがうり、柿、すいか、昆布など
涼性:体を穏やかに冷やす
のぼせやほてりなどに
きゅうり、セロリ、レタス、りんごなど
温性:体を穏やかに温める
冷えや寒さを取り除き、気血を巡らせる
もち米、鮭、かぼちゃ、しょうがなど
熱性:体をしっかり温める
体の内側から冷えや寒さを取り除く
羊肉、胡椒、シナモンなど

これらに平性が加わって、五気や五性といいます。
平性:どちらにも属さない穏やかな性質をもつ
ほかの性質を緩和する
米など日常よく食べられる食材に多い

[五味]
食材の味覚やその働きから導き出されたもので、それぞれに効能があります。
酸味:収斂作用(皮膚、筋肉、血管、臓腑などを引き締める)
血液や体液などが漏れるのを抑える作用
*下痢、尿漏れなどに
酢、ヨーグルト、トマト、りんごなど
苦味:消炎作用(余分な熱や毒を取り除き炎症抑える)
湿気を取って乾燥させる、通便をよくする、利尿作用
*ジュクジュクした皮膚病、おりもの、夏バテ、便秘解消など
にがうり、ごぼう、みょうがなど
甘味:滋養作用(血液などの栄養成分や気を補給し、疲れを取り除く)
痛みを和らげる作用
*疲労や体力不足、虚弱体質の改善など
米、さつまいも、かぼちゃ、卵など
辛味:発散作用(動物の体を温めて気や血の流れを促進する)
*風邪の症状、冷え性、冷えからくる痛みなど
しょうが、しそ、薄荷、みつばなど
鹹味(かんみ):⚫︎自然のしょっぱさのこと
軟堅作用(硬いものや固まり、しこりを柔らかくほぐす)
排泄を促し便通をよくする作用
*筋肉や皮膚のこり、イボ、便秘など
昆布、海苔、しじみなど

五味以外に、淡味と渋味が加えられることがあります。
淡味:利尿作用がありむくみや下痢を改善する
渋味:酸味と同様に収斂作用がある

このような食材の性質を知っていると、
季節や体調・体質などに合わせて日々の食卓に
活用できます。
私のように、暑い中出かけて体がほてってるかな〜と思ったら「寒・涼性」の食材を選んでみます。冬の寒い季節や冷え性の人は「熱・温性」の食材を、といった具合に。

食材には、暑い地域が原産のものや、暑い時期が旬のものは体を冷やす性質があって、
寒い地域が原産のものや、寒い時期が旬のものには体を温める性質のものが多い傾向があります。
郷土料理でも、北海道では熱性の羊肉のジンギスカンがあって、沖縄では寒性のゴーヤーを使ったゴーヤーチャンプルーがありますよね。
この時期きゅうりやトマト、なすなどの夏野菜も体を冷やす食材です。

気候風土や旬などをみても、食性が体調バランスを整えるようになっていて、理に叶っているな〜と思います。

そして話は一転しますが、
今日は五味の観点から、とうもろこしを蒸してみました♡笑
とうもろこしは甘味の食材。
食欲不振、軟便や下痢で元気がないなぁという時に、脾胃(消化器系)の働きをよくしてくれます。
私の場合はただ美味しそうだったから(^-^;
食欲はアリアリ。
でもとうもろこしには利尿作用もあって、体の余分な水分を排泄してくれるので、むくみの改善にも良いのです。食欲不振や軟便などもこの溜まった水分が原因だったりします。

ちなみに冬瓜にも水分代謝の働きがあります。
どちらも夏が旬の食材ですね〜。
季節を感じながら、
食材の性質を取り入れて体調管理。
お買い物や料理が楽しくなります♡

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とうもろこしも黄色い食べ物💛
甘くておいしかった〜(^。^)

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