お正月用の前割りを準備しよう!
こんにちは【黒糖焼酎飲もうでぃ!】前田“まえぴょん”秀樹です。
クリスマスも終わって、一気に年末モードです。
今年はお正月用に「前割り」を準備しようかなと考えています。
前割り焼酎って?
前割り焼酎とは焼酎を水で割ってから一晩以上寝かせたもの。
やってることは水割りと大して変わりませんが、寝かせる工程があるかないかでその味わいは結構変化します。
割り水して一晩晩寝かせるだけでもマイルドになりますし、普通の水割りと比べてみてもその差が分かります。
お手軽に家庭で前割り焼酎が作れるとあって、焼酎造りが盛んな九州地方ではとてもポピュラーな飲み方となっています。
前割り焼酎が飲みやすくなる理由
前割りにするとなぜ焼酎がマイルドになるのか。
ざっくりした言い方をすればアルコール分子が水分子に包まれるから。
焼酎を水で割った直後は水分子もアルコール分子もバラバラで、飲んだ時にアルコールが直に舌を刺激します。一方で前割りの場合、時間をかけて水分子がアルコール分子を包み込むため、飲んだ時にアルコールの刺激をダイレクトに受けることなくマイルドな口当たりとなるというわけです。
前割りを作ってみよう!
では前割りの作り方をご紹介しましょう。
と言っても、そんなに難しいものではありません。
準備するもの
焼酎の前割りをつくるにはまず、その材料となる焼酎と水を準備しましょう。
焼酎はお好みの銘柄を。
水はミネラルをーター(なるべく軟水)がいいと思いいます。
そして焼酎と水を混ぜ合わせて寝かすための容器も必要です。
開いた瓶やペットボトルなど、自宅にあるもので代用できますが、本格的な焼酎の前割りをつくりたい場合には「焼酎サーバー」の利用がおすすめです。
焼酎サーバーとは焼酎を注ぐための器で「ガラス製」「陶器製」などの種類があり、焼酎の劣化の原因となる日光を遮り、さらに熟成を促す遠赤外線効果のある陶器製を利用すれば、より美味しく出来上がると思います。
焼酎と水の割合
焼酎と水を混ぜ合わせて作る前割りは「焼酎6:水4」の割合とするのが基本とされています。ただしあくまで基本であって、絶対にこの割合でなければならないということではありません。
ご自身の好みになるまで薄めるのが一番ですが、まずは 焼酎:水を6:4の割合で割ってみてください。
この割合だとアルコール度数が25度の焼酎の場合 日本酒やワインと同じぐらいの14~5度くらいになります。
飲んでみて「味が薄い」「もう少し味を和らげたい」なと感じた場合は、5:5や4:6と徐々に水の量を増やして、自分好みの味わいになる割合を探すのも楽しいですよ♪
保管場所と寝かせる日数
焼酎を水で割った後はなるべく冷蔵庫で保管しましょう。
常温でもよいですが、焼酎は日光に長時間さらされるとその品質を落としますし、また食中毒などの懸念があるため、特に湿気の多い梅雨時や気温の高い夏場には冷蔵庫での保管をおすすめします。なお、使用する保存容器は事前に殺菌や乾燥を行い、清潔な状態で使用しましょう。
清潔ではない保管容器は菌が繁殖が進み、品質の劣化につながります。特に常温で保存する場合は菌の繁殖が早いため、注意が必要です。
寝かせる期間が長いほど前割りはまろやかな味わいとなります。
もちろん寝かせた翌日でも楽しむことができますが、よりまろやかさを堪能するには3日~1週間ほど寝かしてみてください。
その変化の過程を知るために、毎日1杯ずつ飲み進めるといった楽しみ方もあります。普通の水割りとの違いと、日を増すごとに変わりゆく水割り焼酎の味わいを比べてみるのも面白いと思います。
どうやって飲む?
もちろんこれはここの自由です。
冷蔵庫で保管していたものをそのまま飲むもよし、氷を入れたグラスに注いで飲むもよし。
でもおすすめは、前割りを温めて飲む いわゆるお燗をつける飲み方です。
その際に鹿児島の伝統工芸でもある「じょか」と言われる酒器で直火にかけて温める方法や、日本酒をお燗する用の酒器を使って湯煎でゆっくり温める方法があります。
最近は電子レンジ対応のモノも出てきていて、より手軽に楽しめるようになりました。
個人的にはゆっくり温める方がおいしいと思うので、急がず焦らず「美味しくなぁれ♪」と願いながら温めて飲んでます(笑)
ということで、今回は前割りについてご紹介しました。
黒糖焼酎に限らず、その種類の焼酎でも同様のやり方で出来ますので、ぜひ試してみてください!
では次回もお楽しみに!