インパール作戦の真相
インパール作戦といえば、日本軍のダメダメ作戦の決定版、アホな陸軍が成功可能性を考慮せず、兵站無視で強行した作戦、というイメージだと思います。
こういう評価。
民主政治と同じだと思うんですよね。
自分は頭がいい、自分が批判する対象は頭が悪い、何も分かっていない、自分だったら上手くやれた、批判する対象は様々な検討を行う知恵もない愚者というような評価の仕方だと思うのです。
自分が政治家だったら上手くやれる、という錯覚と同じ。
無知ゆえの思い上がり。
えっとですよ、作戦を立てる参謀たちは、当時の日本の最高頭脳ですよ。
今だったら東大や京大だけではなく、ハーバードやオックスフォードやスタンフォードで優秀成績をとれるような人物が集まっているのが参謀本部です。
緻密に作戦を立案し、様々なシミュレーションを行って、それぞれの作戦に怜悧に評価を下すことができるような頭脳集団です。
で、そんな参謀たちを宝の持ち腐れにして、精神論で押し切って、実現可能性が低い作戦を強行したのが、陸軍の上層部みたいな考えもあると思います。
そんな馬鹿を上にあげると思いますか?
当時でも5000万人くらいですかね、それらの運命を預かる人々が、精神論だけで、実現可能性も考えずに、無謀な作戦を遂行すると思いますか?
自分は頭が良くて、自分が批判する対象は頭が悪い、というのは、現代教育や社会風潮の悪弊だと思うんですよね。
普通に考えて、自分でも気が付く「アラ」があるのだから、そういう「アラ」を感じさせる、何かのっぴきならない事情があったに違いない、という発想を生み出せない、現代教育や現代常識の病巣は深刻だと思います。
今回も書籍化はNGなようなので、ここでだけで公開することとします。
※内容は他への転載は厳禁です。あなた限りで読んでください。
なんか最近こういう書籍化してはならないというパターンが多くて、自分でも気分的に滅入るのですが、それだけ國體的な秘事の核心に近いことを追究できていると思ってもらえると幸いです。
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