【国宝語り】鎌倉時代の国宝建築
鎌倉時代になると、禅宗が中国から伝わったことに伴い、禅宗様と呼ばれる建築様式が用いられるようになりました。また、巨大な建築を建てるものとして大仏様も中国から伝わりました。大仏様をもたらした僧、重源は東大寺大仏殿(現在のものは江戸時代再建)や南大門を再建したことで知られています。そして、それまで日本で用いられてきた建築様式は和様と呼ばれ、禅宗様や大仏様と混ざった様式(折衷様)も使われるようになりました。
功山寺仏殿(日本最古の禅宗様)
善福院釈迦堂(禅宗様)
東大寺南大門(大仏様)
浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)(大仏様)
明王院本堂(折衷様)
霊山寺本堂(和様)