【国宝探訪】日光の旅
２月２９日に日光に行ってきました。二荒山神社中宮祠の宝物館で開催されている「名刀 御神宝」展に展示されている国宝を見るためです。５月まで開催されているのですが、数年前に日光を訪れたとき外国人観光客でかなり混雑していたので、空いている時期の平日に行ってきました。
二荒山神社と言うと、東照宮の近くにある神社を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回の目的地は中禅寺湖のほとりの二荒山神社中宮祠です。この時期だと雪が積もっている可能性があるので、２週間くらい前から天気予報やライブカメラを見て、数日前に行くのを決めました。それにもかかわらず、雪の予報が出て今更日程を変えられなかったので困ったのですが、朝は晴れていました。
朝早く出て、電車を何度か乗り換えて、自宅を出発してから３時間半でようやく日光に着きました。やっぱり自宅の辺りからだと、北関東は行きづらいんですよね。その時間があれば京都に着くくらいなので。
東武日光駅から更にバスで中禅寺湖へ。いろは坂に差しかかると道路以外の場所には雪がうっすら積もっています。駅の辺りとはだいぶ違うようです。後から知ったのですが、駅の辺りは標高が550m、中禅寺湖周辺は1,275mで、倍以上の標高でした。これほどの差があるとは思っていませんでした。
いろは坂を上り切り、中禅寺湖が見えてきました。周囲の山々も真っ白でした。
二荒山神社中宮祠のバス停で降りると、中禅寺湖側の歩道には雪が残っていましたが、逆側の歩道は乾いていたので一安心。
境内もところどころ雪がありましたが、滑るほどでもありませんでした。でも、雪が降ってなくてもこの状況なので、あまりお勧めできません。さすがに人もまばらでした。
宝物館では大太刀と呼ばれるものがいくつも展示されていました。大きすぎて実用品ではなさそうです。見たかった国宝も大太刀だったのですが、もう一つ、小太刀も国宝に指定されていて、両方見てきました。個人的には小太刀の方が好きでした。
二荒山神社中宮祠を後にして、東照宮に向かいました。来るときのバスは３人しか乗っていなかったのですが、ホテルのチェックアウト時間と重なっていたので、外国人観光客でほぼ満席でした。
東照宮に来たのは20年以上前の3月で、その時は雪が降って積もっていた思い出があります。東照宮も外国人のツアー客がたくさんいましたが、少し待てば空いている時間もあったので、思っていたより快適に見て回ることができました。
数年前に修理を終えた陽明門は記憶よりずっときらびやかでした。そして、思っていたより石段が急で、手すりがないところは下りるのが大変でした。
前に東照宮を訪れたときは本格的な国宝探訪を始める前だったので、漠然と全体は見たのですが、本殿・石の間・拝殿と唐門、透塀、回廊がそれぞれ国宝に指定されており、再訪したときにはそれぞれをじっくり見たいと思っていたんです。
今回、それがようやく叶いました。
東照宮の国宝建築をじっくり見て満足したので、もう一つの目的だった日光金谷ホテルに向かいました。
日光のホテルと言えば日光金谷ホテルが真っ先に浮かぶ方も多いと思います。私もそうです。この日光金谷ホテルでアフタヌーンティーをいただけるとのことで楽しみにしていたのです。雪の予報でも、この旅の日にちを変更しなかったのは、このアフタヌーンティーが２日前までの予約制だったからなんです。
かわいらしいスイーツが並んでいるのは気分が上がりますね。大笹牧場のソフトクリームと蔵の街ヨーグルトを使ったクレームダンジュが特に美味しかったです。ベーグルサンドもついていて、スコーンがボリュームがあるので、お腹がいっぱいになりました。腹ごなしに駅まで歩いたほどです。紅茶も美味しかったです。
大きな通りからホテルの入り口までは急な坂なので、ここでも雪が降っていなくてよかったと思いました。
平日だったこともあり、観光客が少ないので、ゆっくり見ることができました。ただ、石段や坂も多いので、この時期の雪だけは注意が必要だと思いました。ちなみに、この日の夜から雪が降ったようで、翌朝には中禅寺湖でかなり積もったようです。本当に幸運でした。
基本情報（２０２４．２現在）
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
二荒山神社中宮祠 栃木県日光市中宮祠2484
東武日光駅から東武バス「二荒山神社中宮祠」下車徒歩すぐ
日光二荒山神社サイト→日光二荒山神社 (futarasan.jp)
日光東照宮 栃木県日光市山内2301
東武日光駅から東武バス「西参道入口」から徒歩10分
公式サイト→日光東照宮ホームページ (toshogu.jp)