脳科学と教育の視点で考える。組織キャンプはなぜ脳の発達に良いのか
脳の発達を考えると、子どもにとっての「外」は奥行きがあるほど良い
瀧 脳科学の立場からすると、キャンプやアウトドアは脳の発達にいいことばかりなんです。子どもたちの脳は、同時期にすべての領域が同時に発達するのではなく、順を追って各領域が発達していきます。たとえば2歳頃になると、自分の世界と外の世界、あるいは自者と他者の区別がついてくる。すると外の世界に興味を持ち、いろいろな事象に疑問や関心を抱きます。いわゆる「なぜなぜ期」と呼ばれる時期になります。
この時期は、できるだけ