見出し画像

ルールが変わって面白くなったスポーツ ベストテン③

皆さん、おはこんばんちは。

ルールが変わって面白くなったと感じたスポーツを私の独断と偏見でランキングしているこのシリーズ😉

ここまでベストテンのうち10位から2位までを発表しました。
前回は長くなり過ぎ、1位の発表に「間」を持たせちゃいましてすみません😣

この後いよいよナンバー1を発表し、オマケとして番外編をアップしたいと思います。

⚾⚽🏀⛳🎾🏈🎿🏆🎱🎳🎯

それでは、いよいよ1位の発表で~す!
ダダダダダダダダダダダダ~ン
ジャジャーン!

1位のスポーツは!
↓↓↓↓(ここでまた次回、とか言ったら怒られますよね~…(笑))


1位【バレーボール】

で~す!
(表示画像でバレバレですね~(笑))

①現在のバレーボールの得点はラリーポイント制で25点先取、5セットマッチですよね。
※セットカウント2―2の第5セットのみ15点先取。

ですが、私の小さい頃は15点制で、しかも「サーブ権」がないと得点にはなりませんでした。

この時代を知らない若い人は「え? 何それ!」と言われるかもしれませんね。

わからない人のために説明しましょう。
例えば、AチームがサーブしてBチームがレシーブ、トス、スパイク、ワンツーワンツー、アタック~!
(by鮎原こずえ「アタックNo.1」)

話がそれました😅
だって、涙がでちゃう。女の娘だもん😢

だから話を戻せってば!(笑)

Aチームがサーブし、レシーブしたBチームの攻撃が決まると、ラリーポイント制の今は普通にBチームに1点が入るわけですが、昔のルールではただ「サーブ権」がBチームに移るだけで得点にはなりませんでした。

んで、BチームがサーブしてAチームがアタックを決めると、これもまた得点にはならずAチームにサーブ権が移るだけです。

こうして実力が拮抗しているチーム同士の試合だと、ただ延々とサーブ権の移動を繰り返すだけで一向に得点が動かないということも、ままありました。

私が物心ついた頃にバレーボールを見た時はサーブ権のルールを知らず、いったいどうやったら点が入るんだろうと不思議に思って、誰か特定の人が決めないと点にならないのかとか、コートの前半分に落とさないとダメなのかとか、あれこれ考えたことを覚えています。

このルールのため5セットマッチの試合が3時間以上かかることも珍しくなく、選手も審判も疲れたでしょうし、全くテレビ中継向きではありませんでしたね。

それで、各テレビ局が
「もう放送しませんよ!」
と言い出したため(笑)、バレーボール協会に放映権料が入らなくなると大変なのでルールの改正が検討されたのです。(ホントの話です)

1988年のソウル五輪の後、第5セットのみラリーポイント制が導入されました。その後も色々と試行錯誤があったようですが、1999年に現在の制度にルールが改正され、今に至ります。

とにかく、ラリーポイントで得点の動きは分かりやすくなりましたし、試合もスピーディーになって面白くなりましたね。

②バレーボールは、自チームのコートにボールが返って来てから3回以内で返さないと「オーバータイム」の反則を取られます。

私が小さい頃はブロックのワンタッチも1回に数えられていましたので、あと2回で返さないといけないため、まともな攻撃は出来ませんでした。

しかし、1977年にブロックのワンタッチをカウントしないルールに変更となりました。

同じ選手が2回続けてボールに触るのも「ドリブル」の反則ですが、ブロックのワンタッチはカウントされませんので、ブロックでワンタッチしたあと同じ選手が続けて触っても反則ではありません。

この「ブロックのワンタッチをカウントしない」というルール変更も、バレーの迫力を倍増させたと思います。

あと細かいんですが、昔は膝から下の足にボールが当たると反則でしたが、今は全身どこでボールを受けても有効です。

ですから、コートから大きく外れそうな球を足で蹴って返すシーンも珍しくなくなりましたね。

③もうひとつ、守備専門「リベロ」制の導入も大きなルール変更です。

低身長の選手にも活躍の可能性を与えることを目的として、1998年に正式採用されました。

リベロは後衛にいる選手となら自由に何度でも交代できます。また普通の選手交代はタイムと同じようにブザーを鳴らし、審判に背番号を確認してもらう必要がありますが、リベロはサーブを打つ前なら手続きを必要としません。

ですから、リベロは同じチームの他の選手とは違うユニフォームを着用し、交代したことが一目で分かるようになっているのです。
この取り決めも、試合をスピーディーに進行させる重要な要素となっています。

④バレーボールは、さっきも↑上に出て来ましたが(笑)、私の小さい頃はアニメの「アタックNo.1」とか、岡田可愛さん主演の実写ドラマ「サインはV」とか、バレーボールをテーマとしたテレビ番組を夢中になって観ていました。


つまり。
ルール改正が行われる前から充分スポーツとしての面白さを持っていたわけです。

※追記
前回のブログでも書いた「面白いスポーツは独特の間(ま)がある」というのも、バレーボールは持っていると思います。
サーブが来てレシーブ、トス、スパイク、ワンツーワンツー、アタック!(もういいって…(笑))

レシーブしてどんな攻撃するのか、それをワクワクしながら期待できる“間”をバレーボールも持っていると思いますね😉

私たちの世代でバレー好きを決定的なものとしてくれたのが「ミュンヘンへの道」でした!

これは、男子バレーボール日本代表が、ミュンヘン五輪(1972年)へ向けて取り組む様子をチーム全体と選手個々のエピソードを交えて取り上げて描いたもので、エピソード部分はアニメ、練習の模様などは実写映像を使って放送されました。

この時の日本代表は、監督が名将・松平康隆さん!
選手もすごい人たちで、
キャプテン中村!
名セッターで天井サーブの猫田!
大型アタッカーの大古!
一人時間差の森田!
ドライブサーブの横田!
ベテラン南!
若手イケメンの嶋岡!

このチームが、世界の高いブロックをかわすために編み出したのが、いわゆるコンビネーションバレーです。

大きくトスを上げてスパイクを打つとブロックにかかりますので、ブロックのタイミングを外すために、ちょんと上げて打つAクイック。
少し離れたところにトスを上げるBクイック。
後ろに上げるCクイック。
後ろの離れたところに上げるDクイック。
一人目の選手が打つと見せかけておとりになり、二人目の選手がスパイクを打つ時間差攻撃。
これを森田選手は、偶然の出来事だったのですが、一人でやる「一人時間差攻撃」を編み出します。

今は世界のどのチームも当たり前のようにやっているこれらのコンビネーションプレーを、全て日本人が考え出したのです。

「東洋の魔女」と呼ばれた女子チームが金メダルを取った東京五輪(1964年)で、男子は銅メダル、次のメキシコ五輪(1968年)では銀メダルを獲得した日本男子バレー。

ですが、だれもそれに満足しておらず「何としても金メダルを取る!」と、血のにじむ猛練習で上に書いたような技を編み出し、ついにミュンヘン五輪で金メダルを取ったのです!

当時の映像をYouTubeで見ることができますが、今でも見ると胸が熱くなります😂
特に、セットカウント0―2から大逆転勝利をおさめた準決勝のブルガリア戦!
最後にスパイクを決めた嶋岡選手が、コートを両手でバンバン叩いて喜ぶ姿が目に焼き付いています。
懐かしい映像をどうぞ!


とにかく。

今は男子は少し低迷していますが、女子の世界バレーとか観てると熱くなって、必死で応援してしまうほど、バレーボールは面白いスポーツですね😆

追記:
この記事を書いた当時は男子バレーはイマイチでしたが、現在は海外リーグで活躍する石川祐希、高橋藍、西田有志(女子のエース古賀紗理那の夫)などなど、優秀な選手がたくさんいて、パリ五輪の出場権も女子より先に獲得するなど期待値が高まっています。
(2024年6月追記)

⚾⚽🏀⛳🎾🏈🎿🏆🎱🎳🎯


では、ここからは「番外編」をいってみたいと思います。

番外編【スキー・ノルディック複合】

荻原健司選手が1992年からW杯で3連覇するなど、この競技は日本人のお家芸でした。
ジャンプで得点を稼いで、クロスカントリーのアドバンテージをたくさんもらって逃げ切るのが日本のパターン。

ところが荻原選手があまりに強すぎるので、ジャンプの得点がアドバンテージに加算されにくくなり、日本人に不利なルール変更が行われてしまいました。

そこからずっと低迷していたのですが、平昌五輪で渡部暁斗選手が銀メダルを獲得したのは快挙です。ルール改正に対応して来た成果でしょう。

番外編【水泳】

1988年のソウル五輪100m背泳ぎで、鈴木大地選手が金メダルを獲得。鈴木選手は、スタートしてから30メートルも息継ぎなしで水中を進む「バサロ泳法」を得意とする選手でした。

しかし、鈴木選手が金メダルを取ったことでバサロ泳法は「10メートルまで」とルール変更されてしまいました。
そこからバサロ泳法は廃れた時期もあったんですが、現在では15メートルまでと規定されていて、背泳ぎでもバタフライでも水抵抗の大きな競技だと15メートルの制限いっぱいを泳ぐ選手がほとんどのようで、それが記録を縮める大きな要素となっているようですね。

番外編【アメリカンフットボール】

アメフトは全米で最も集客力があり、テレビの視聴率歴代ベスト10のほとんどを「スーパーボウル」が占めているほどの人気があります。

この競技は、球技と格闘技の要素を併せ持ち、戦略の複雑さ・奥深さから「アルティメット(ultimate=究極の)スポーツ」と呼ばれています。
つまり始まった時からすでに「ほぼ完成されたルール」で行われていたため、あまり大きなルール変更が行われていないのだと思います。

ちなみに、今ではいろんなスポーツに広がったビデオ判定も、アメフトではいち早く採用していましたね。

番外編【体操】

体操は、競技の種類やルールに大きな変更が行われていない競技ですが、得点の付け方は昔に比べれば大きく変ってきています。

1976年に行われたモントリオール五輪で3個の金メダルを獲得したナディア・コマネチ選手は、ビートたけしの「コマネチ!」で有名ですが(笑)、この選手が体操界で初めて10点満点を記録しました。

そこから、審判員の印象だけですぐ満点が付くような採点方法は改められ、現在は演技の難度や組み合わせを判定する審判と、演技の出来映えを判定する審判に分かれていて、それを合計した「14.466」などの細かい点数が付くようになりましたね。

競技の難度も、昔は「ウルトラC」という言葉があったくらいで、C難度が最高だった時期がありますが、いまは「H難度(8段階)」が最高です。
これはルール変更ではなく選手の技術の向上によるものですから、面白さはどんどん進化して行っていると思いますね。

⚾⚽🏀⛳🎾🏈🎿🏆🎱🎳🎯

それでは。
またまた長いブログにお付き合い頂き、ありがとうございました。

スポーツの奥深さを少しでもお伝え出来ていれば嬉しい限りです🙇

ではでは。
また会えるから、こう言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならdestiny!

いいなと思ったら応援しよう!

好々爺Q(こうこうや・きゅー)
記事が面白かった、という方は応援よろしくお願いします。次に書く時のモチベーションになります😉

この記事が参加している募集