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LOVE IS BLINDに見る国民性の違い

髪の毛を乾かしながら恋愛リアリティショーをダラダラ見るのが日課な私は最近LOVE IS BLINDという「声だけで運命の相手を見極めようとする独身男女の恋模様を追ったリアリティ番組(Netflix 引用)」をみております。LOVE IS BLINDの基本的なルールとして、相手の顔が見えないポッドの中で出会って両思いになった人と対面(1週間)→旅行(1週間)→同棲期間(2週間)→結婚式当日にそのまま結婚するかしないかを決めるもの。こちら、アメリカ発?なのではないかと思うが、日本、UK、ドイツ、アルゼンチン、メキシコなど色々あり見すすめていくと、番組の出演者のキャラはもちろん、番組の構成も少しずつローカライズしていてその違いもなかなか面白いです。

アメリカ

アメリカは流石に広すぎるのか、ワシントン編、ノースカロライナ編など州ごとでやっていて、それによって出てくる人も違う。現在シーズン8まであります。ワシントン編では僕は1回目の選挙でトランプに投票したのだけど・・・みたいな政治的な価値観みたいなことを話す人たちもいたり、ノースカロライナ編ではアロハシャツが好きすぎてディスられる男性がいたり、州によって雰囲気が違うのも面白い(笑)相手の姿が見えない中で人種の違いが考え方に及ぼす影響や、ところどころで神に誓う人たちがいて、宗教が強い国なんだなとも感じた。最後結婚式も終わり実験から1年くらい経った後に出演者のリユニオンがありその後の展開を確認する会があるのだけど、そこでお互いを非難し合う様子が多めで全体的にオープンで喧嘩っ早い印象。どの国にもいるけど、結婚のためではなく有名になるために参加している人たちは容赦なく叩かれる。

イギリス

イギリスも同じく様々な人種・宗教の方がいるので、同棲期間に入った後の家族との対面なども、保守的な人もいて価値観の違いが面白い。出演者は全体的にアメリカよりは少し落ち着いている感じ。ポッドの中で両思いになり対面したものの破局して?なぜか直前まで迷っていた人が復活して旅行から参加するという敗者復活制度があったのもイギリス編。結局そのカップルが一番うまく行っていたので、割と番組側も真剣にカップルを作りに行っている印象。最後のリユニオンでもしっかりバトル。

日本

日本のラブイズブラインドは参加者も番組構成もマイルドで心穏やかに楽しめる。ポッドの中での会話も初回の合コンみたいな感じ。同じく日本編を見たインド人の友達からは、九州出身の出演者がめちゃくちゃ家父長制で女性に対して求めるものは料理!みたいな感じでビビったとの感想をいただいた。番組側も出演者に結構配慮していて、結構他の国では旅行中・同棲期間中寝室までガンガンカメラを設置してそれを気にしている女性の姿も多々写っていたが、日本はそのようなシーンはなし。出演者も二人の関係がどこまで進んだかなどは話さない。あと、他の国では同棲期間中に、途中で落ちた参加者も含めてのパーティーがあり、実は顔を見たらこの人と付き合いたかった・・みたいな一悶着があるがそのような場もなく、最後のリユニオンも、結婚した二組だけが出演し幸せほっこりトークで締められたので、出演者同士のバトルなどはなし。優しい構成

ドイツ

ドイツ編も雰囲気としてはイギリス編と似た感じ。州が同じアメリカや、東京在住者が多そうな日本編ではあまり論点とならなかった、住んでいる場所が違う問題が発生し、この実験期間が終わったらどこに住むか問題が発生していました。確かに結婚することを決めるだけでも大きな決断だけど、1ヶ月くらいで住む場所まで帰るのは大決断。また、最後に成立したカップルの女性側が苗字を変えたくなく、男性側がどうしても同じ苗字(しかも自分の苗字)にしたいとしてどちらも折れなかったのですが、最後のリユニオン時に女性側が折れる形で解決。感想としては、結構ヨーロッパって事実婚とかも多いけど、相手に苗字を変えさせることにこだわる人もいる(周りの人も強い非難などはなし)ことがやや意外でした。また、結構成立しそうなカップルが何組がいたのに最後の祭壇で割と別れて意外な感じでした。

アルゼンチン

アルゼンチン編は、対面後に家族の登場率が高くて、家族と過ごす時間をとても大事にしている人が多いなあという印象。最初から安定していてこれは結婚するな、というカップルが、すぐに結婚せずに付き合い続けるので結婚式には行かず途中で実験をやめるという決断をしていて、番組の設定と異なる展開だけど柔軟性のある番組構成。ただリユニオンでは既に別れており片方は既に別の恋人がいるとのこと。あとカメラが暗闇の寝室なども含めてガンガン入っていてそれにストレスを感じていそうな女性が散見された。

メキシコ

メキシコについては今見ている途中ですが、印象としては参加者に子持ちが非常に多い。旅行期間中などに3カップルでクルージングに行くシーンで、出演者全員が子持ちで、話す内容も子供が中心となっていた。

番組それ自体もそれぞれに面白いのですが、国よって少しずつ参加者の雰囲気が違ったり、同じ英語・スペイン語でも言い回しが違ったりと、文化・言葉の面でも楽しいです。中東バージョンもあるようで気になります!Indian Matchmakingなど海外の恋愛リアリティショー好きな方には是非おすすめです!

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kokos
記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。

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