キューバの観光に足りないものを考えてみた🇨🇺
先週末はイースターで金曜日がお休みの三連休だったのでCayo Jutiasというところに旅行してきました。キューバの観光ツアーやモデルコースにもよく組み込まれているビニャーレス渓谷からさらに北に行ったビーチ。宿は、Cayo Jutiasの手前にあるSanta Luciaという村の民泊に2泊しました。キューバに来てから初めていわゆる観光地され外国人がよく来るような街(バラデロやカジョサンタマリアなど)ではない場所に宿泊し、さらに民泊に泊まり、たまたま当たりの宿だったけれど、キューバが外国人を呼び込むにはまだまだ足りないなあと思うこともいくつかあったので記事にしていきたいと思います。
1 外国人が少ない観光地への道はガタガタ。道は落とし穴だらけ。
キューバの観光で一番の問題点は、観光地に行くまでの道が悪すぎることだと思います。バラデロやビニャーレスといった有名観光地までの高速は良いのですが、それ以外の道はボッコボコの穴だらけ。今回のCayo Jutiasまでの道は悪い悪いと、行く前から悪評は聞いていたのですが、本当にひどい道で、乗せていってくれた同僚の車は着くまでにパンクしました(笑)キューバのほぼ唯一の観光資源はビーチだし、バラデロの他にもビーチリゾートを作ることができるような息をのむほど美しいビーチは山ほどあるけれど、そこにたどり着くまでのインフラが整備されていないのでは宝の持ち腐れだよなあ・・・。
2 地方に綺麗なホテルは皆無。カサパルティクラル(民宿)の当たり外れが大きい。
バラデロ、カジョサンタマリアに泊まった時は、いずれもスペイン系のホテルMeliaのオールインクルーシブホテルに泊まり、両方ともとっても快適な滞在となったのですが、今回行ったような地方には、そもそもホテルなし。ビニャーレスにはいくつか国営のホテルがありますがかなり評判は悪め。今回の宿は一緒に行った先輩が民泊を予約してくれました。Air bnbで宿を見つけてくれて、書いてあった連絡先に直接電話したところ、直接予約させてくれて、手数料がかからない分安く予約できたとのこと。宿泊サイトは評価を見るのに便利ですが、そこから直接予約すればお得にできるのかもしれません。とはいえ、今回の宿はたまたま大当たりで清潔で快適な宿だったけれども、キューバの民泊は(ホテルもだけど)当たり外れがとっても激しいので、一度旅行に行ったことがある人におすすめを聞くのが一番正解かもしれません。
3 常につきまとうトイレ問題。
これは宿泊を伴わなくても、キューバのビーチでも観光地でも常に困っているのですが、キューバにはトイレがない!あっても汚い。スペインにいた時はその辺のバルやレストランに入ってトイレを借りたりできたように思いますが(というかあまりトイレで困った記憶がない)、キューバでは常にトイレの心配をしながら生きています(笑)その辺ですればいいよと男性の同僚たちは言いますが、まだ私にはそれはレベルが高すぎる・・・。結局我慢するしかないのですが、外も暑いし、水を飲まないわけにもいかないし・・・。どうせみんなトイレは行くのだから、観光地化したいのであればトイレ問題も解決してくれないと外国人は特にあまり快適に過ごせないのではないかなあと思ってしまいます。
4 やっぱり外貨とペソ両方使いが必須。
最近のキューバは、外貨(ドルかユーロ)がないと生活できません。キューバの通貨、ペソがインフレしているので、ペソだけで支払おうとするとすごいことに。例えば今回泊まった民泊は1泊1部屋35ドルだったのですが、もしこれをペソで払うとなると、1ドル100ペソ計算(正規レートは1ドル24ペソ)といっていたので、4倍くらいの値段がするところでした。民泊のようなところはクレジットカードも使えないので、現金でいくらかドルとユーロを持っていたのは正解でした。
他にも色々と言いたいことはありますが(例えばビニャーレスを超えた瞬間全くネットが繋がらなくなり3日間ネットなし生活になりました笑)、キリがないけれども、観光立国として生きていきたいのであれば、キューバ、もっと頑張って!!と言いたくなります。ただ、ビーチは本当に綺麗だったし、食べ物も美味しいし、宿の人たちも優しくて、いいところもたくさんだったので、こんなに素敵なところをもっとたくさんの人に知ってもらいたいのに、もったいない!という気持ちです。でもめげずにもっとキューバを開拓していこうと思います。