許せないもの
怒りのコントロールとしてアンガーマネジメントが知られています。
協会がやっているもので、書籍もたくさんあり、取り組み的には本当に素晴らしいです。
怒りの連鎖を断ち切り、感情的に動くのではなく、怒りの表現の仕方や怒りの原因を説明するもの。
数年前に受講して「なるほど」と思ったのですが、結局協会維持費や研修費用などがかかり辞めましたが、知識は活きています。
詳細を書くと協会ルールなどに抵触するため省きますが、今回は私なりの怒りの取り扱い方です。
分かってる
時々、あなたのことは分かっているよ、というスタンスで接してくる方がいます。
・辛いよね
・苦しいよね
・元気だよね
ネガティブ、ポジティブは構いませんが、この共感はどの話術や信頼関係の構築に必要だと思いますが、私的には一時は嬉しくなるんですが、特になんだ、と思っています。
本当につらい時に欲しいのは解決策だからです。
個人的にですよ?
確かに、辛い時に分かってくれる、というだけでも力になるんですが、時が経つと何も解決せず、ずーっと共感という方が苦手です。
おんぶに抱っこでも良くない
確かに問題は自分自身に降りかかっているものなので、自分で何とかしないといけないんですが、指摘、共感だけしてなにもないみたいなんは自分自身は怒りの原因となります。
例えば、、、
「辛いよね?無理しないでね。私も分かるから」
最初は嬉しいんですが、ある時を過ぎると、「え?言うだけ?」みたいになります。
(わがままか(笑))
何て言うんですかね。
分かってるなら、何とかできるだろ?解決策も知ってからこその分かるじゃないのかよ?
ってなります。
カウンセリングもそうなんですが、基本的に何もできません。
唯一出来るのが、情報の整理の手伝い、そこからの気付きの提供です。
分かるわー。で終わるのが嫌なんです(笑)
それで、さらに相手が良いことしてる風なのがね・・・。
怒りの原因
とまあ、こんなことを書いていると、話が脱線しているように見えるのですが、大切なことをお伝えします。
自分の怒りの原因を何パターンか知っておくと、感情に引きずられた表現は少なくなる
ということです。
例えば、上記の例なら、共感をし始めると、怒りよりも失望が優先してきます。
共感された時点で、失望します。
そして、時が進むとやっぱり、となり、分かってきます。
他にも
・食べ物を無駄にする人
・時間にルーズな人
・約束を守らない(守れないことを開き直っていること)
・口だけで行動が伴っていない人
・人を見下す人
など。
このように事前に自分の怒りそうな状況や環境、タイプをカテゴライズしておくと、この人は私を怒らせるということが事前に分かり、対処ができます。
ちなみに「怒らせる」というのは既に感情に流された物言いであり、正確には「私は○○に怒っている」という表現になります。
さらに深く言うと○○はその人ではなく、その人の行動が当てはまり、そこから行動を変容させるために、自分がどのような発言、行動をしていくか、など、考えるようになります。
理屈では分かっていても「つい」が出ると思いますが、理屈が分かっていれば、練習さえすれば、流されることも気付いたら少なくなります。
理屈の練習や事前の準備でクールに決めたい方は是非「怒るカテゴリー作り」楽しみながらやってみて下さいね!