鬱憤

たまりにたまってる。蒸発しない水溜まり。長靴でハマったら上から水が入り来る。踏まれもしない雑踏の奥の奥の奥の地に僕の鬱憤は溜まっている。爆発させようと火をつけても周りが燃える。導火線案内人は寝ている。気まぐれな管理人。晴れの日は傘をさし、曇りの日にスケボーをする。スケボーで飛んだりする日は着地の時に雨が降り始めるとなお良いらしい。曇りなんてのは人によって違う。人それぞれが傘をささずにスケボーをするか悩む。楽しいスケボーは曇りを広くした。僕の鬱憤は飛び交うスケボーの音と自信満々な傘に隠されている。人目に当たると、アダルト。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?