書き初め
昨年の書初めに書いたのは「日進月歩」。
たえまなく、進むこと。
うーん‥‥。ぐいぐい進めたかといえば、そうではない。
ただ、コツコツと進めてくることはできたと思う。
それなりに。
そんな書初めは、初詣で昨年のお札と一緒に神社におさめ、今年の書初めは「断捨離」とした。
学生時代から年末年始は友人宅で過ごしている。
かれこれ20年以上。
その間に友人宅では、家族が増えたり。減ったり。
今年集まった8人中、わたしは3番目に古株である。
家族でもないのに必ずいるわたしは、新しく本物の家族になった人たちに、まず説明する。
唯一家族ではないわたしが、何故この場にいるのかを。
そして、新しく家族になった人達に受け入れてもらっている。
なかば強制的にだろうけど。
これまでわたしを受け入れてくれていた友人の家族になる人は、友人同様にあたたかく、「あんた誰?」という顔をすることもない。
すんなりと、わたしが家族同様の存在なのだと認めてくれるありがたさ。
この家族の中にいて、家族でもないのに、まるで家族のように我が物顔でいる自分という存在を思うと、なんだか笑えてきてしまう。
元旦の書き初めは、数年前から友人の発案で始まった。
思い付きを即実行するのが友人である。
書初めをすると決めればする。
そしてすっかり、毎年恒例の行事として定着した。
昨年からは、わたしが消しゴムハンコで作った落款まで押すという気合の入りようだ。
わたしは毎年、そのときの気分に最も合う四字熟語を書初めの言葉に採用している。
だけど今年は、より具体的な目標を掲げた。
それが「断捨離」。
物への執着はあまりないほうだし、部屋は比較的整理されているほうではあるのだけど、今年は1年間かけて、身も心も、じっくりゆっくり断捨離していきたい。
今のところ、「断行」の具体的な目標として考えているのは、タバコをやめること。それから、興味に任せていろいろ手を出すのを今年は辞めて、今中途半端になっているものに集中すること。
「捨行」としては、単純に部屋の片づけ。1年かけて、少しずつ、不要なモノを整理していきたい。あと、顔の不要物であるシミを捨てたい。
「離行」としては、「断行」と「捨行」で身と心を整理しつつ、あわせてヨーガ瞑想を実践していきたいと思っている。
まずはこれらをやりながら、やっていくうちに見えてくるものに従い、必要なものは取り入れ、不要なものリストを追加していきたい。
noteの継続も、ある意味では断捨離の一環。
また、怠惰なわたしに自信をつけるためのツール。
心と思考の整理の場として、家族を見つめ直す場として活用していこうと思う。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
2025年元旦