心乃泉
70代の両親と未婚の40代娘ふたり。「親戚で一番幸せな家族になろうよ!」のひと言で始まった家族会議の連載記事をまとめました。 一族が守り抜く『偽善』から抜け出して、『仮面家族』から『本物の家族』になれるのか…?
猫の気持ちを確かめたこと、ありますか? おそらくほとんどの人が、聞いて確かめたりはしないはず。鳴き声や仕草で察するのが通常だし、「それが醍醐味!」というのも否定しない。 でも、日常のコミュニケーションで計り知れない問題が起きたとき。人は猫の気持ちとどう向き合うべきか。 わたしは、人の都合で猫の気持ちを決めつけたくなかった。 猫の気持ちは猫に聞きたいと思った。 だからペンデュラムで、猫の気持ちを聞くことにした。 ペンデュラムで気持ちを聞いたとき、ルナ(猫)はこう言った
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議25回目#1|「わかりたい」という気持ちこそが「愛情」――2020年3月9日。家族会議25回目。 わたし: 前回は、盛り上がって(ヒートアップして)。お父さんはショックを受けたって言ってたけど、そのことで何かある? わたしが最後にした質問が、わたしに対して言いたいことあるよね
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#6|ヤングケアラー――ここまでの話で父は、自分の幼少期の体験を通じて愛情の欠如に気づき始めているはずだけど、わたしの言葉にただただ反対意見を言ってくる。天の邪鬼のように。 「ショックだ」と本音を漏らすものの、それを隠すために強がりや反論を繰り返すのだった。 そんな父
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#5|天の邪鬼――今回は、父の幼少期の親との関係についての話の続き。 わたし: おじいちゃんが愛に飢えた人だったのかもしれないしね。なんか、おじいちゃんも愛のある接し方とか、愛情を持った心の通わせ方を知らなかったのかもね。それこそ受け継いできたものなのかもしれないし。
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#4|愛情を知らない――姉が幼いころから今に至るまでどんな思いをしてきたか、その気持ちを知るためには、自分が子供の頃どんな思いをしてきたかを思い出すのが一番だと、父に話している。 父は自分の父親について、「いろいろあったけど、進学させてくれたことでぜんぶチャラになった」
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#3|チャラの論理――父は、自分の父親としてのこれまでの在り方を、受け継いできた血筋だという。 つまりは、子供(弱い者)に対し「腹いせ」や「八つ当たり」をしてきたことを、例に習っただけだと。 「そこに自分の意思はないのだから、俺の責任ではない。」とでも言いたげだ。
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#2|先祖ドミノ――嫌なことを嫌だと自覚しないことで、平気で他人が嫌がることをしてしまう。 この日の家族会議は、父にそんな説明をしている。 なぜなら、人の痛みをわからず、「理不尽なことに我慢したストレスは、自分より弱い者で発散するのが当たり前」という父のせいで、幼い姉
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議24回目#1|情状酌量をはねのける――2020年3月7日。家族会議24回目。 前日の家族会議では、「姉の気持ちをわかる」ことをテーマに話し合った。 母は、自分がどう姉を傷つけてしまったのかがわかる一方、自責の念に駆られがち。だけど、姉の本当の気持ちを感じ取ることがどういうこと
父に恨みがわいてくる。 このどす黒い感情は、瞑想しても、深呼吸しても、私の中から湧き上がってきてしまう。 この感情を持つことは自分を苦しめるだけだとわかっていても、自分の意思とは関係なくわいてくる。 恨みを消し去るには? 恨みが湧いてこないようにするには? 自分からわいてくる「恨み」の対処に困っていたわたしは、次の記事に「なるほど」となった。 恨みの感情の原因は「恥と自己嫌悪」だという。 自分が恨みの感情を抱いたシーンを思い返してみると、確かにそうだった。 つ
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#8|自責は罪悪感を背負わせる――この日の家族会議では、「姉の気持ちをわかる」ことをテーマに話し合ってきた。 ここまで、「自分のストレスを幼い姉にぶつけてきたことの理不尽さ」を、父に説明してきた。そして、その姉の気持ちをわかるには、父自身が子供の頃、横暴な父に対しどんな
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#7|ストレスの解消法を考えておきたい――この日の家族会議は、「姉の気持ちをわかる」ことがテーマになっていて、ここまで、父が「幼少期に父親から受けた理不尽な教育を、姉に対して腹いせとしてやった」ことについて話し合ってきた。 だけど父は、「父親から受けたものの腹いせを、自
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#6|しでかしたことの自己正当化――この日の家族会議は、「姉の気持ちをわかる」ことをテーマに話し合っている。 ここまでの家族会議では、父が「幼少期に父親から受けた理不尽な教育を、姉に対して腹いせとしてやった」ことについて話し合ってきた。 だけど父は、「父親から受けたも
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#5|美談誘導――この日の家族会議は、「姉の気持ちをわかる」ことをテーマに話し合っている。 ここまでの家族会議で、父が「幼少期に父親から受けた理不尽な教育を、姉に対して腹いせとしてやった」ことが話題となった。 だけど父は、「父親から受けたものの腹いせを、自分の子供にす
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#4|子供に腹いせ――「姉の気持ちをわかる」ことをテーマに話し合っている23回目の家族会議。 ここまでの会話で、母が、姉の気持ちをわかるということがどういうことなのか、掴めてきたという話をしてきた。 姉の目線に立つイメージが持てるようになり、幼い姉に、自分がどう見えて
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#3|インナーチャイルドが生まれた背景――この日の家族会議は、「姉の気持ちをわかること」とテーマに話し合っている。とくに幼少期の。 これまで母は、自分の立場から姉の気持ちを考えていた。 だけどようやく、姉の目線に立つイメージが持てるようになり、幼い姉の虚しさや絶望感を
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。2020年1月6日から約4ヶ月に渡って行った会議の様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議23回目#2|親にしかできないこと――この日の家族会議は、「姉の気持ちをわかること」とテーマに話し合っている。とくに幼少期の。 母は今まで、自分の立場から姉の気持ちを考えていた。 だけど初めて、「姉の立場に立って気持ちを考えてみる」イメージを持てたという。姉に憑依するかのよう