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エンディングノートを書く前に知っておきたい大切なこと!


エンディングノートの役割を明確に

個別の状況に合わせたエンディングノートの役割

おひとり様の場合

おひとり様にとって『自分らしい生き方』『安心できる終わり』を守るための貴重なツールになるでしょう!

おひとり様の場合、頼れる家族や近しい人がいない方も多く、いざという時に自分の意志を伝えられる人がいないことが考えられます。

そのため、エンディングノートは自分の意思や希望をしっかりと残すための大切な手段となります。

特に、医療や介護の方針、葬儀の希望など、人生の終末期に関わる大切な選択については、具体的に書き記しておくことが必要です。

また、細かい連絡先や手続きを含めて記しておくことで、身の回りの方々がスムーズに対応できるようサポートにもなります。

家族・身内とのコミュニケーションがある方の場合

家族や身内と日頃からコミュニケーションを取っている方であれば、普段の会話の中で気持ちや希望をある程度伝えているかもしれません。

しかし、緊急時やいざというときに家族が迷わず行動できるように、エンディングノートに具体的な情報を書いておくことは非常に重要です。

特に、
デジタル情報
の管理が欠かせません。SNSアカウントのログイン情報や、携帯電話、PCのパスワードなどは普段から家族が知らないことが多く、これらの情報がエンディングノートに記されていれば、突然の出来事にも家族が慌てず対応することができます。

また、銀行口座や保険、その他の資産に関する情報、加入しているサービスやサブスクリプションの詳細などもエンディングノートに書き留めておくことで、遺族がスムーズに手続きを進められます。

日頃のコミュニケーションで想いを共有するだけでなく、いざというときのための実務的な情報をしっかりとまとめておくことは、家族への大きな助けとなります。

気持ちは言葉で伝えることが大切


エンディングノートに感謝の気持ちを綴ることは素晴らしいことですが、やはり大切なのは、言葉で直接気持ちを伝えることです。

書面では、どうしても感情が上手く伝わらないことがありますし、時には他者に書くよう促されて、形だけのものになってしまうこともあるかもしれません。

しかし、目を見て、表情を交えながら心を込めて話すことで、相手にしっかりと伝わるのです。

伝える側も伝えられる側も、気持ちが通い合い、お互いに心から満たされる瞬間が生まれます。このように、日常の会話を通して心を伝え合うことが、何よりも大切なことだと考えています。

日常の会話がもたらす豊かさを感じましょう


エンディングノートは、その方が亡くなった後にだけ見るものではありません。

生きているうちにと大切な方に見せることで、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけとなります。

前の段落では、言葉で伝えることの大切さについて触れましたが、言葉で感情を伝えることが苦手な方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合、事前に書いたエンディングノートを見てもらうことで、会話の糸口が生まれ、そこから日常のコミュニケーションが広がり、愛情を育むこともできるのです。

エンディングノートは、会話を生み出す架け橋としても役立つ存在だと考えています。

エンディングノートをきっかけに未来の話をしませんか


私自身が初めてエンディングノート、というよりも私の場合は『エターナルノート』を書いたことが、終活の講師としての道を歩み始めるきっかけとなりました。

その時、自分のこれまでの人生を振り返り、現在の状況を見つめ、そしてこれからどう生きていきたいかを考える時間を持ちました。

その考えを言語化し、ノートに書き綴ることで、自分自身と向き合う貴重な機会となりました。

あれから10年以上経ちますが、その時描いていた未来像は今とは変わっています。

それでも、その時にしっかりと自分の未来に期待を抱いていたことは、自分の人生を前向きに捉え、心から納得できる道を歩むための大切な一歩だったと感じています。

最後に伝えたい事

エンディングノートを書く前に、ぜひご自身のこれまでの歩みや、現在、そしてこれからの未来についてしっかりと考えてみてください。

その過程で見えてくる思いや希望を、ぜひ大切にノートに書き綴っていただければと思います。そして、もし私にお手伝いできることがありましたら、どうぞお気軽にお声かけください。

皆さんが心から納得できるエンディングノートを作成し、より豊かな人生を歩む一助となれたら嬉しいです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます(#^.^#)

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とくやまひろみ@人生リセットの専門家
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