とくやまひろみと申します。 終活ライフスタイル講師としての活動歴は9年になります。 これまでに3500人以上の方々にセミナーや講演を通じて、終活に関するアドバイスやサポートを行い、また、個別の相談業務にも取り組んでまいりました。 「人生ファスティング®」という新しい終活スタイルを提案し、心と生活環境を整えることの大切さをお伝えしています。 私が提案する『人生ファスティング®』は、心身のデトックスを行い、必要なモノを選択し本当に大切なものに気づき、シンプルで豊かな暮らしを
私たちは、普通の毎日を『あたりまえ』として過ごしていますが その中には実は特別な瞬間が隠れていることもあります。 毎日の生活が『当たり前でつまらない』と感じていませんか? その『つまらない生活』の中に、もっと楽しさや刺激を探してみませんか。 日常の「あたりまえ」を知るきっかけ 毎日の生活の中で、「当たり前」に気づいた風景や出来事にどれだけ目を向けていますか? 私は毎日、子供の送迎で同じ道を車で通っています。 でも、忙しい時や気持ちに余裕がない時は、道端の花や空の色
毎日の生活で「何かが足りない」と感じたことはありませんか? 情報や物にあふれた現代社会で、心が疲れることも多いですね。 そこでおススメなのは「人生ファスティング®」という考え方です。 人生ファスティングって? 「ファスティング」と聞いて、食事を控えることかもしれないと思うかもしれません。 けれど、人生ファスティングは生活の中で不要なものや習慣を手放すことで、心と体を整える方法です。 情報や物質的なものだけでなく、人間関係や思考パターンも整えることで、本来の自分らしさ
「人生のゴール」と「人生の終わり」という言葉は、似たニュアンスを持ちながらも、意識の持ち方によって大きく異なる解釈になります。 「人生のゴール」はポジティブな意味合いを含まれるように感じ、「達成感」や「目指すべき場所」としてとらえられます。 「人生の終わり」は、「限り」や「最終地点」とした人生の終焉を意識させる言葉に感じます。 「終活」と「人生ファスティング」で考える ここで「終活」と「人生ファスティング」を照らし合わせて考えると、 「終活」は「人生の終わり」に焦点を当
はじめに 11月になり、今年も残るところあとわずかとなりました。 この時期は、一年を振り返り、来年への準備を始める絶好のチャンスです。 11月を「人生ファスティング月間」として、一緒に今年の活動を見直し、自分の生活の中で本当に必要なものと不要なものを見直してみませんか? 年末の忙しい時期に入る前に、心の整理や物理的な整理を行うことで、よりシンプルで穏やかな心で12月を迎えられます。 新たな年を迎えるためのステップを踏むために11月から整えていきましょう! 12月の「
「あなたのため」という言葉に違和感を感じたことはありませんか? もしかしたら、あなたも過去にこの言葉で傷ついた経験があるかもしれません。あるいは、この言葉を安易に使ってしまい、相手を傷つけてしまったことがあるかもしれません。 私は経験者です。そして、同じような経験を持つあなたと共感し、共に考えていきたいと思います。 「自己満足」と「真の思いやり」~講師と母親としての気づき~ 「こうすれば上手くいく」というアドバイスが、相手にとって必ずしもそうであるとは限りません。 講
はじめに 今、人生の岐路に立ち、どの道を選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 人生にはさまざまな選択があり、その選択の基準が自分の未来を大きく左右します。期待に応えるため、周囲の人に良く思われるため、そのような基準で選ぶこともあるかもしれないですね。 私自身も以前、親や周囲の状況を優先した選択をしてきたことが多々ありました。 例えば、「家に余裕がないから、高い授業料の学校を選ぶのは親に迷惑だから辞めよう」とか、「当時、恋人が土日休みだから、私も同じように
執着が生む心の重み こちらの記事も参考にしてください👇 「執着が生む心の重み」について、私もよく考えます。 例えば、私の母親を見ていると、執着しているつもりはないのでしょうが、よく『これは絶対に必要なもの』 『私がやらなければいけないことなんだ』と言って、これらの細かいことにこだわりすぎて、結果として自分を疲れさせているなぁと感じることがあります。 そんな母を見ていると、ふと自分にも同じような部分があると気づいたこともあります。 妻として、『これは私がやるべき仕事な
日々の慌ただしさに追われ、自分の心に正直になれていないと感じることはありませんか? 私は、自分の心に正直になれていない自分を変えるために、 軽井沢での人生ファスティング時間を企画して娘とプチ旅行してきました。 人生ファスティングとは、食事制限ではなく、生活の中で本当に大切なものを見つめ直し、心身をリフレッシュするための時間です。 今回の軽井沢旅行は、私にとって、仕事や日常の責任から少し離れ、自分自身と向き合う貴重な機会となりました。 旅行を計画した理由 以前、尊敬す
まず、物を手放せない理由として、不安が大きな要因となります。 特に高齢者にとっては、使っていない物でも「無くすと不安」という感情がつきまとい、結果的に手放すことが難しい状況に陥ることがよくあります。 最近の講演会で受けた相談を例に挙げ、共感できる事例としてお伝えしたいと思います。 相談例 1: 使わないけれど、捨てると不安になるという高齢者の相談 相談例 2: 書類が増えて部屋が散らかって困っているという相談 人がモノに執着し、不安を感じる理由 物は単なる物質で
毎年今の時期はこのエピソードを思い出すのです。 介護から始まった、新しい人生の章 8年前に他界した父の介護問題は、私の人生に大きな転機をもたらしました。 会社員を辞め、フリーランスとして新たな道を歩み始めたのは、家族との時間をもっと大切にしたいという一心からでした。 家族のために学んだ終活や生前整理でしたが、必要性を実感し、たくさんの人に伝えようと生前整理の講師として活動するようになったのは、自分にとって大きな決断でした。 そんな中、忘れられない日が訪れます。 初
終活でなぜ人と比べてしまうのか? 終活の講座や講演会で、多くの方が「周りの人はもう終活を進めているのに、自分はまだ…」と不安に感じている人を目にします。 これは、自分と他人を比較してしまう心理が働くためです。 本来、終活は自分の人生と向き合い、未来の準備を整える大切なプロセスです。しかし、他人と比較してしまうと、焦りや不安が生じ、本来の目的を見失ってしまうことがあります。 なぜ人は終活において他人と比較してしまうのでしょうか? 情報 SNSやメディアで様々な終活情
バケットリストとは バケットリストとは、人生でやりたいことや達成したいことをリストアップするものです。 この概念はアメリカで生まれ、2007年に公開された映画『The Bucket List』がきっかけで、世界中の人々に広く知られるようになりました。 この映画では、余命を宣告された二人の男性が、死ぬ前にやりたいことをリストにまとめ、それを実行していく様子が描かれ、多くの人々に人生の有限性とやり残しのない生き方の重要性を考えさせたことでしょう。 もちろん私も映画を観まし
「老いパーク」って知っていますか? 2001年7月9日に開館した東京都江東区にある「日本科学未来館」の中にある施設です。 今回は、そこで体験して感じたことをお伝えしたいと思います。 1. 老いの捉え方 「老い」というテーマについて考えたとき、私はまず自分の親のことを思い浮かべます。 自分の娘から見れば、私はもう「老いている」存在であるはずなのに、そのことをあまり意識せず、親こそが「老いている」と考えてしまうものです。これは多くの方が共感できる視点かもしれません。 今回、
手放す vs. 捨てる(処分) 「気づけばもう、今年も残り3ヶ月。年末が近づくと、『そろそろ大掃除をしなきゃ』『新しい年に向けてスッキリさせたい』と、家の中の整理整頓を考える時期なのではないでしょうか?」 「捨てる」という言葉には、「処分」というニュアンスが含まれます。 しかし、「処分」という言葉を使うと、なんとなく冷たい響きやネガティブな印象を受けてしまう方も多いかもしれません。 特に「殺処分」という言葉を耳にすると、物や命を無下にするような感覚を覚えます。しかし、「
エンディングノートの役割を明確に 個別の状況に合わせたエンディングノートの役割 ・おひとり様の場合 おひとり様にとって『自分らしい生き方』と『安心できる終わり』を守るための貴重なツールになるでしょう! おひとり様の場合、頼れる家族や近しい人がいない方も多く、いざという時に自分の意志を伝えられる人がいないことが考えられます。 そのため、エンディングノートは自分の意思や希望をしっかりと残すための大切な手段となります。 特に、医療や介護の方針、葬儀の希望など、人生の終