①頭からずっと離れない嫌な出来事→スッキリする《解説します》 【心理セラピー】
頭から離れないイライラや悩みを取り除きたい人向けに書いてます。
NLP心理セラピーの視点から解説してみました。
嫌なことを何回も思い出す
仕事から帰ってきても頭から離れない
家で一人の時に思い出す
とても嫌なもので、気持ちも引っ張られます。
こんな例があります。
上司にはげしく怒られてしまった人で、それからというもの上司の顔が常に頭に浮かび、夜もそのことを考えてしまい眠れなくなり、会社に行くのがつらく怖くなり、怒られたときのイメージがずっと残ってしまい、体調まで崩してしまいました。
過去にパソコン作業でひどく叱責された方がいました。
その方は今でもパソコン作業をしたいのにパソコンを見るだけでつらい気持ちになり手が動かなくなり、叱責されたことを思い出して苦しくなってました。
このように
その時の映像を思い出して不安になったり
その時の感情を思い出して苦しくなったり
その時の声や音が耳に残る
そんな時は深く悩むのを一旦やめてシンプルにこう考えてみることもできるかもしれません(^-^)
①スッキリするために、まずは切り離す
シンプルに考えるとこんな感じです。
頭から離れない
↓
頭に貼り付いている
↓
頭から剥がせばいい
嫌な出来事が離れなく苦しい人に多いのが『嫌な出来事』にフォーカスを当てすぎて、むしろ離れなくなり、悩みだして振り回されて感情的になり悪化させてしまいます。
そんなときは、まずは感情と嫌な出来事を切り離します。そのためには
『離れない』にフォーカスを当ててみます。
そうなると剥がすことが目的になりますので
嫌な出来事からくる悩みそのものは客観的な問題として後で解決しやすくなります。
問題解決の前にまずは”解決できる自分の状態”を作りましょう。
では、ずっと離れない嫌な出来事を分解してみるとこうなります。
①ずっと
②離れない
③嫌な出来事
に分けられます。
①ずっとは、時間軸を表していて
②離れないは、その時のイメージの状態を表していて
③嫌な出来事は、問題だと思っている考えを表してます。
スッキリしたいなら、②にフォーカスをあてて、まず剥がすこと!!
最初にやってほしいので今回は剥がすことについて詳しくお伝えします。
剥がれれば問題を自分で客観的に見てコントロールができますので、まず剥がしてみましょう。
(①のずっとと、③の嫌な出来事へのアプローチは混同をさけるため次の機会にお伝えします)
先程の例ですと
上司に怒られた方は、怒られたイメージを切り離すことで前向きになり、夜もぐっすり眠れるようになり、仕事がうまくまわり出しました。
パソコンで叱責された方は、叱責のイメージを切り離し過去の出来事の一つとして見直したところ、スッキリし思い出さなくなりパソコンが楽しくなったそうです。
では、実際に最近の嫌な出来事が頭から離れない場合で考えてみたいと思います。
※その前に注意点があります。
何年も前の子供の時や過去の根深い記憶をぶり返して思い出すフラッシュバックのような場合は、また別のやり方がありますので、最近のイライラや不安の応急処置だと思ってください。
やりながら前よりも苦しくなってきたり、しんどくなる場合は無理せず止めてください。その時は1人でやらず専門的なスキルのある人にやってもらった方が良いかもしれません。
とはいえ、まずは楽にチャレンジしてみることをおススメします。
②最近の嫌な出来事が頭から離れないケース
嫌な体験をすると、その瞬間の映像や感覚や感情や音を、自分の解釈をはさんで、その時の状況の記憶として保存します。
とくに体験が強いと、良いことも嫌な事もしっかりと記憶してくれます。
このイメージを頭の中のどこかに貼り付けていて、嫌なことを何回も思い出させてくれるわけです。
では、それをスッキリにする方法です。
目をつぶり嫌なことを『とっても嫌だと強く感じた瞬間』を思い出して、それを映像を思い浮かべます。
自分の解釈を挟んで見ていますので、実際の見え方と印象が変わっている場合が多いです。
ぼんやりと思い浮かべた場所
上の方か、下の方か、小さいか、大きいか。どんな見え方をしてもOKです。
また人によっては鮮明だったり、ぼやけていたり、カラーだったり、白黒だったり、小さく見えていたり、実際よりかなり大きく見えていたり、頭の端っこに見えたり、どれも正解です。
なぜなら、あなたの頭の中ではそのように解釈して貼り付けているからです。
貼り付けている場所、そこがわかったら、そのイメージを残したまま、目を開けてイメージの貼り付けている場所が、どの辺に見えたか確認します。
ここまでができない場合はイメージの場所が特定できるまで何回もやってみてください。
ここまでできた場合は、いくつかやり方がありますが、簡単なのはその映像を20〜30m先に遠くに小さく移動させて最後は真っ白に消してください。
ポイントはイメージを動かして遠くに小さくなるように自分の意思で行います。
そして遠くに小さくした場所にイメージをしっかりと固定します。
固定したらイメージがどんどん真っ白になって、全てが消えていくところをしっかりと見ていきます。
自分が貼り付りつけたイメージですので、自分の意思でイメージを遠ざけることも、小さくすることもできると言われてます。
しっかりできたら
深呼吸して身体を伸ばして
さっきの悩みを思い出そうとしてみてください
嫌なイメージが思い出せなくなった
嫌なイメージが薄まった
気分が楽になった
頭によぎらなくなった
なんかスッキリして気にならなくなった
などの感覚が起こり出したら、うまく剥がれた証拠です。
悩みに繋がるのは
過去の嫌な出来事を自分なりの解釈を加えて未来の不安につなげていたり
過去の体験を現在の体験のようにイメージしていたり
過去の体験の記憶の中から出れなくなって縛られている場合が多くみられます。
ですので、まずは離れない過去の嫌な出来事のイメージを剥がす練習をしてみてください。
これができると悩みに振り回されなくなり、自分でコントロールして解決しやすくなりますので、おすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️
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NLP心理セラピスト・アカデミー
代表 淺野高広
NLPトレーナー/ヒプノセラピスト
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