長期引きこもりからの回復記!
みなさん、こんにちは!
引きこもりカウンセラー柿沼克年です!
思春期から、より正確に言えば3、4歳から、私自身、長期間にわたって続く、こころの葛藤に苦しんできました。その結果心が限界に達して、15年間もの長期にわたり引きこもることになりました。そこから、どうやって回復していったのか、その過程をお伝えしていきますね!
(わたしの当時の苦しみ)
小さい頃から、自分を監視する視線がいつもあり、いつも手に汗をかき、肩がキュっと上がった状態で緊張していました。言わばこころがいつも呪縛された状態でした。しかし、まだ、クラスメートとは、リラックスして、会話ができてました。
ところが、中2の時、いじめをきっかけにクラスメートに対しても自然な自己主張ができなくなり、それとともに自然な自分自身の領域がどんどん失われ、どんどんと自分自身がこころが呪縛されていきました。
そして浪人すると、呪縛はさらに加速され、周りの視線が怖くなり、自己の自律性を喪失していき、体が固まっていきました。
それに抵抗して自由を求めて、いろんなことを試行錯誤してやっていましたが、どんどん深みにはまり、こころの呪縛と共に、肉体の自然な動静の呪縛も進み自己の自律性を失っていきました。そうしたことによって起こる虚しさや悲しみを紛らわすために、依存症にもなり多額の借金を抱えてしまいました。そして、とうとう 、精魂尽きて、両親の援助のもと引きこもる以外なくなってしまいました。
その時感じていたことは、ただ必死に一生懸命生きてきただけなのに、気づいたら自分は空っぽで、生きていく力は皆無でした。そしてその事に対するどうにでもできない激しい怒りでした。私の兄弟は一歩一歩自分の生活の礎を築いていきましたし、必死に生きてきただけなのになぜ自分だけという怒りでした。
(原因)
私の率直の感覚としては、ただただ、必死に、一生懸命生きてきただけなのに、気づいたら自分の意思が、気持ちが、感情が、殺されたロボットになっていたのです。
人間なのに意思や気持ち感情が殺されたロボットになっていたから、人間としての当たり前の尊厳が保たれず、地を這いずりまわり、地獄としか形容しがたい人生になってしまったのです。
太宰治も同じような苦しみを味わっていたのを感じます。
つまり、自分の生を生きることができずに両親の生を生きていたことが原因でした。
これは双方にとって、私にとっても、両親にとっても、とても悲しい現実でした。
私の両親の望みは間違いなく私が自分の生を全うすることです。
私にとっても、私の本当の望みは、自分の生をまっとうすること以外ありえないのです。
しかし、現実問題として両親の無意識の渇望が大きすぎると、子供というものは、純粋なので、その無意識に反応して両親の望みを叶えてあげようと思ってしまうのです。
このことが、終わることのない悪循環に突入した原因でした。
(回復への過程)
まず、自分自身の怒りや、受け入れてもらえなかった様々な思い、渇望を埋める必要がありました。そのため非常に優秀なカウンセラーにカウンセリングしてもらい、その後、父との対話は可能になったので、父との対話で表に出すことができなかった想いをすべて外に出すことが、可能になりました。
その後、そうやってやっと表に出てくることができた自分の思いを受容していく作業を試行錯誤のうえ続けていき6、7年かかってやっと、心を解放することができました。
しかし、私には、社会で生きていくための当たり前の前提が欠けていました。それは、自分自身に対する、そして、他者に対する、さらには、社会に対する、当たり前の信頼です。それが存在するから、戦争すらも可能になるのです。それがなかったら共通の互いを結びつける紐帯が存在しないので、戦争すらも起こらず、互いに別の世界を生きることになるのです。
それについては、私の苦しみに共感していただいた親戚との関わり合いがきっかけになり、最終的には私の全てを受容していただいて、生まれて初めて居場所を与えてくれた精神的な専門家の出会いによって可能になりました。
働き出すことが可能になりましたが、自分の生を生きていないことは変わりないので、相変わらず、どこにいても自分の居場所を感じられず、自己がとんでもなく不安定でした。
それが限界に達したのが、働き始めて8年半後のことでした。仕事を、2回クビになったことで、現実と向き合わざるを得なくなったのです。この現実と向き合う際にも、精神的な専門家の信じられない的確さのサポートによって可能になりました。それによって今までの私の人生が、自己不在で、他人を迎合していく生き方だということが判明したのです。つまり自分の意思、感情、気持ちを、殺したロボットとして生きてきたということです。
そのことを知って、とことん絶望しました。50年生きてきた生き方が無意味だと悟ったのですから。これから、どうやって生きていけばいいのか。完全な無を感じました。しかしこの絶望は、再生の始まりでした。これは、心の死というものでした。
多くの方が、心の死を乗り越えることができず、肉体の死を、選んでしまうことを感じることができました。
太宰治も、心の死を乗り越えることができず、肉体の死を選んでしまいました。
私は、引きこもりの時に、同じ絶望を感じています。そして、心の死というものを、人は絶対に理解し得ないということも、本当に優秀なカウンセリングとの対話と、父との対話、そして、私が自己受容の過程に出会った、スピリチュアルのマスターとの関係で、私の絶望を理解していただけなかったことで体験することができました。
この4回の絶望の体験があったからこそ、心の死を乗り越えることができました。この4回の体験がなかったら、絶対に乗り越えることはできませんでした。私は、間違いなく肉体の死を選んでいたと思います。
特に、スピリチュアル・マスターとの関係では、私の期待が大きかったこともあり、完全な無を体験しました。多分この体験が無かったら絶対に乗り越える事が出来なかったです。
しかし、心の死を乗り越えることも、とんでもなく困難ですが、ここからが本当の困難だったのです。心の死を乗り越えた後、本当の意味で自分の生を生きていくことが、とんでもなく難しいのです。
50年間当たり前だと思っていた生き方を変えていくわけですから、気づくと、意思、気持ち、を殺したロボットになっているのです。今まで、ずっと、他人に迎合して生きてきたので、自信を持つことがとんでもなく困難なのです。気づくと自然な自分を抑圧して生きているのです。この作業は本当にとんでもなく困難です。
今までの体験があったから、本当にギリギリのところで乗り越えることができました。しかしこれも、精神的な専門家の信じられないくらい的確なアドバイスがなかったら不可能でした。この事を乗り越えるだけで、一生分の生を費やすことは疑い得ないです。
今やっとベースの部分が完成した実感があります。まだ、自己は、不安定ですが、このベースに対する絶対の信頼があるので、これから自己は自ずから、安定していくのがわかります!
自分の生を一瞬でも感じると、今までの、意思の感情の気持ちの殺されたロボットが、いかに地獄であったことがはっきり分かりました。私は依存症になって多額の借金を抱え両親に多大の迷惑をかけてしまいましたが、依存症という逃げ道がなかったら、私は確実に死んでいました。
全ては起こるべくして起こっており、まったく、自分でコントロールし得ないことがわかりました。
解放された瞬間は、こんなにも喜びとワクワク感に満ちた生を、抑圧し押さえつけて地獄にしてしまっていたことを、めちゃめちゃ腹立たしく感じまた、めちゃめちゃバカバカしく感じました。
しかし、時が経ち、落ち着いてくると、全てが本当の自分に気づくためのプロセスであり、パーフェクトだったと感じてきました。
(長期引きこもりや、生き辛さを感じている方へ)
長期引きこもりや、生きづらさを長い間抱えている方は、根本的なベースとなる生き方が自分の生を生きていないことが原因である可能性が高いです。
自分の生を取り戻していく作業は、とんでもなく困難ですが、諦めずに向き合っていけば絶対に可能です。
あなたの内面における心の真実を知れば、全てから解放されます。そして、全てが起こるべくして起こっていたということが、納得できるはずです。
心というものは、何層にも何層にも渡って構築されており、一歩ずつ向き合って、真実に気付いていけば一層一層心の呪縛が剥がれていきます!そして、ついには、全てから解放され、ありのままのあなたの生を感じることができます!
一人では本当に困難だと思いますが、私も全力でサポートします!
私は引きこもり始めて、完全なる解放が見えてくるまで23年かかりましたが、あなたは最短距離で今の地獄から抜け出すことができます!
解放されると、今の地獄から信じられないくらいの開放感と自由が待ってます!
私も全力でサポートしますので、是非とも諦めずにご自分と向き合ってくださいね!