うつ病にならないために②~食事編~
こんにちは。
今日は食事とうつ病の関係についてお話しようと思います。
食事とメンタルヘルスって関係ないように思われがちですが、意外に関係があるのです。
まず、うつ病の患者さんの食べ方の共通点として、4つのタイプがあります。
①食べない(栄養不足)・・・ダイエットでカロリーを気にして食べない、食欲がない
②糖質依存・・・ご飯やパン、麺類、お菓子をよく食べる
③暴食・・・ストレス解消で大食いしている、食事の時間や回数が定まらず食いだめしている
④単品食い・・・野菜だけやフルーツだけなどと偏った食べ方をしている
このような食べ方をしていると心の健康を保てません。。
心は脳の中の神経伝達物質が作っているのですが、上記のような食べ方をしていると、栄養不足となって、栄養を材料としている神経細胞や神経伝達物質も役割を十分役割を果たせません。
糖質の多い食事(ご飯やパン、麺類など)を食べ過ぎると血糖値が急激に上がります。血糖値が上がることで幸せな気分になりますが、血糖値を下げるためのインスリンというホルモンがすい臓から出ると、それに伴い気分も沈んでしまいます。
気分の浮き沈みが激しくなると、うつ病を加速させてしまいます・・・。
糖質の代わりに良いと言われているのが、「たんぱく質」です。
牛肉や豚肉の赤身、チーズなどのたんぱく質(トリプトファン)を食べれば幸せホルモンの1つのセロトニンが維持され、うつ病の予防や改善に効果的と言われています。
また、血糖値の急上昇を避けるためにできることもあります。
それは、精製された物より未精製のものを食べるようにすること。例えば、パンであれば全粒粉で作られた物、白米より玄米を食べるようにする。
それともう1つは、食べる順番を野菜から食べるように気をつけるだけでも、糖質の吸収スピードは、違ってきます。
脳の栄養不足は、通常の血液検査だけでは見つけられません。症状などからうつ病などと診断されますが、その背景には栄養不足があり、それがメンタルの不調を招いている可能性もあります。
たんぱく質を摂ると、血糖値も安定しやすいので、ぜひ取り入れてみてください。