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私に大切な気づきと、大きなきっかけをくれた中学校の担任の先生の話

私にとっての「忘れられない先生」は、感謝してもしきれない先生。
たくさんのチャンスを私たちに与えてくれて、今の私につながるきっかけをくれました。

先生が私にしてくれたことは、今の私も大切にしたいし、私が将来、自分の子供や会社の後輩や部下に対しても、同じようにしていきたいことなので、ここに書き残したいと思います。

今の私があるのは先生のおかげ

大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に、今の私があるのは中学の担任の先生のおかげ。仮にC先生としましょう。

C先生について
C先生は、好き嫌いが分かれるタイプの先生でしたが、私は先生が好きでした。(好きというか、嫌いじゃなかったというのが正しいかな)

C先生は、英語の先生でした。
そのころから、好きな教科が英語だった私にとって、ALT(外国語指導助手)の先生と英語で意思疎通できている姿は、かっこいいなぁと思いましたし、いつだったか夏休みを利用して、C先生はカナダに勉強に行ったりもしていたんですよね。

「働いている人も勉強をしに行くんだな…」ということが、当時の私の中にぼんやりとですが残っていました。

C先生がいなかったら・・・
C先生がいなかったら、本当に、私はあの大学にも行っていなかったし、関東で働くこともしていなかった。

もしかしたら、語学を学ぶことをしなくなっていたかもしれません。

先生がしてくれたこと

冒頭にも書きましたが、C先生は私にきっかけをくれました。
もちろん、私にだけ特別に与えたわけではなく、学区外の高校の受験を視野に入れていた同級生みんなに対し、後押しをするような働きかけをしてくれました。

C先生が共通して伝えたかっただろうことはこの2つ。

◆学びには「環境」がすっごく大切
行く高校次第で「選択肢」が変わる

では、それぞれがどういうふうに伝えてくれたのか、簡単にご紹介します。

私がやりたい勉強を一番に考えてくれた

私は高校を選ぶ基準の一つに「英語教育に力を入れている」がありました。
だから中学3年の春の時点では、公立高校で英語科のあるところを目指していました。

学区外ということもあり、もしかしたら厳しいかもなぁと思っていたとき、先生がとある私立の高校を勧めてくれました。

その高校には英語教育にかなり力を入れているコースが数年前に新設されたということで、英語を勉強したいと思っていた私に勧めてくれたんです。

それなのに私は・・・

でもね、先生、私立よ、私立。
親がなんていうかな…駄目だと思うなぁ。
それに女子高でしょ?私は共学がいいのよ!!

第一印象はこんな風に思っていました。(ごめんね先生)

ある日先生は、夕方に私の家に訪ねてきました。
私に勧めたあの私立校を、選択肢に入れてはどうだろうかと、私の親に伝えに来たんです。

予想通り、母親は「先生!私立は行かせられませんって!」と先生に言ったそう。先生は食い下がって、「お金があまりかからない方法もありますから、ちょっと聞いてください」と言い、母に特待生制度というものを紹介しました。

その制度を使えるなら・・・と母親も納得し、私は後日その高校のオープンスクールに参加し、まんまと「行きたい!」と思うようになり、受験をすることを決心しました。

選択肢を広げるためにも大事なのは環境

C先生は、何を学べるかも大事だけれど、それと同じかそれ以上に「環境」が大切だと言っていました。(私に言ったのか、親に言ったのを又聞きしたのかは忘れました)

私自身、かなりの田舎で生まれ育ったのですが、C先生はそうじゃないからわかっていたんだと思います。

何を学べるか。そして、誰と学ぶか。
大学に行きたいと思ったときに、それが実現しやすいか。

当時の私は、どこで学ぶとか、誰と学ぶかの大事さを理解していませんでした。
どこに行こうと、自分が英語を勉強したいと思えばできるのではないかと思っていたんです。

もちろん、どこにいても、自分の意志を強く持ってストイックにできる人ならできるでしょう。
しかし、私のような普通の人は、流されてしまうんです。

人生を変えるために必要なことの要素に、「環境」があることは多くの方がご存じでしょう。
学びたいこと、やりたいことがあるなら、内容・仲間共に私たち自身に良い刺激を与え合える環境が大事なんですね。

いろんな方法があると選択肢を見せてくれた

C先生は、受験する高校の選択肢以外に、「受験方法」についても選択肢を教えてくれました。

1つのゴールに行くのにも、いろんな方法がる。
金銭面であきらめなくてもいい方法がある。

これって、環境と並んで、きっと私たちの日常でも当てはまることですよね。でも、その選択肢って情報を自分で取りに行ったり、自分でやりたいことを発信しないと入ってこない

これ、大事です。

おわりに

当時はあんまりピンと来ていませんでしたが、今はとても納得するし、わかっていなかった私たちに対して、環境と選択肢を持つことの大切さを伝えようとしてくれたC先生には本当に感謝しています。

C先生、私は先生に何度お礼を言っても足りないほどです。
ありがとうございました。


皆さんはやりたいことができる環境をつくっていますか?
そして、やりたいことや、やりたいことから続く未来にどれくらい選択肢を持っていますか?

ちょっと考えて、気づきや改善点を一緒に見つけていきましょう。

#忘れられない先生

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