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不登校の子の親 ママの気持ち「不安」2 #38

我が家には、学校に行っていない子が2人います。

1人は2年2ヶ月前から、
もう1人は、約1年前から不登校です。
1人の子は、学校に行っています。

現在は、
中3の子は、高校卒業資格は必要だと考えて、
してこなかった中学の勉強を自分でしています。
(塾を検討しましたが、
塾には通わず自分のペースでやると決めました。)

小学生の子は、
学校には行きたいなぁと思い始めていますが、
一歩が出ておらずの状態です。

前回のnoteでは、
こどもが不登校になってからの、
ママの本音をかきました。

不登校になってから、
学校や地域の教育センターで紹介して頂ける、
学校以外の居場所や、
オンライン上での学びのコミュニティの、
全ての機会を我が子が求めておらず、

社会とのギャップを、
何度も突きつけられているようで、
ママの不安が膨らみ、
孤独を感じて過ごした時期もあったという

その本音の気持ちを綴りました。

では、その時に、
どうであれば、
「少しでも気がラクで、
抱かなくて良い不安を手放せた」のか、

それを今回考えてみます。

まず、なぜ不登校になると
不安だと思ったのかを振り返ります。

・そもそも、学校は行くべき場所だと刷り込まれてママが生きて来ました。

・学校に行って勉強する機会や、集団生活での経験が保障されず、進学のことや、人との繋がりの希薄さに不安を感じました。

・このまま学校に行けないのでは無いかと思い、
せめて高卒資格がないと、ずば抜けた才能があるか、職人技を身につけるしか、日本ではお金を稼ぐ手段が極端に狭まり、将来が不安だと思いました。

特に、義務教育中の学校に行かないという選択は、
大きく道を踏み外しているような劣等感をママが持ちました。

「学校に行くことが当たり前」

この価値観が、不安を大きくさせました。

では、もし私自身が

「学校に行かなくても、
もしくは行けなくても、
将来食べていけて、
元気に過ごせる」

こう思えて、
この価値観に自分なりの根拠があれば、

幻想かも知れない不安を、
無駄に抱かなかったと思います。

根本は、
「学校は行くべき場所で、
こどもの多くの経験が、
学校に担保されている」
ということ、

学校に行けない2人と暮らしていると、
親にとっても
学校ってなんてありがたい場所なんだと、
私は感じています。

それと比較して、

「学校に行けていないと、
学びや経験が極端に減少してしまう」
現状があること。

現実に直面し、
不安を増大させて、
未来を悲観しました。

「学校に行かない未来の例が、
極端に少なく、
明るい未来が見えない。」

これが、最大の不安の根本だったと、
振り返ればそう思います。

不安の根本が
「ママが描けない不登校の明るい未来」
なのであれば、

学校に行けなくなった時に、
「不登校からのスタート」
みたいな、
おおまかなMAPをママがイメージ出来れば、

余計な不安は、
随分と抱かなくて済みそうです。

不登校になってからの、
こどもの様子や、
こどもの気持ちを知れて、
こどもの今の状態は、
コレで良いんだと
寄り添うことの出来る気持ちにママがなれること。

こどもの状況に合わせた、
学びや経験の機会へのアクセスが、
距離的、時間的、金銭的に可能であること。

今を肯定し、
近い未来の選択肢へのアクセスが、
容易で可能であることが必要だと思います。

さらに同じ状況の人が少なく、
孤立しやすいので、
ママが共感し合える人と繋がれ、
必要な時は、
伴走して頂ける専門家の方(私は教育センターの心理士さんや担任の先生です)と、
過ごしていられたら、

見えないと思っていた不安な未来も、
本当は、
自分が作り上げていた虚像だった
と気付けるかも知れません。

そして、
不安になることは、
なって当たり前で、
明るい未来が描けないのは、
描けなくて普通だと思います。

でも、
こどもの未来を悲観し過ぎたり、
ママの心が苦しくなり過ぎないで、
過ごせたら良いなと思います。


次回は、
なぜ学校が苦しい場所になるのか?
それを考えて
かこうと思います。

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