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子どもたちの書いた詩はまるで宝石のように
いつか、詩の授業をしたいと思っていた。
でもなかなか踏み出す勇気が無かった。
自分が詩を書くのは、簡単だ。
「書きたい!」という気持ちが湧き出た時に書くのだから。
でも、子どもたちに授業で……なると、これまた全然違ってくる。どうやったら「書きたい」と思ってくれるか、試行錯誤が続いた。
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そしていよいよ迎えた、授業当日。
1時間目、2時間目はひたすら色んな詩人さんの詩集を読んで、好きな詩を紹介し合ったり、私が紹介したりした。
そして運命の3時間目。私は子どもたちに力説した。
「誰にでも『詩の訪れ』はある。一人になり、自分の心の声に耳を澄ませたら、書きたいことが自然と浮かんでくるよ。その時が詩を書く時だよ」
そう子どもたちに話しながらも、「詩の訪れ」が目に見えないものだからこそ、(本当に大丈夫かな)という不安も少しあった。
その後みんな好きな場所に移動し、静かな時が流れた。
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