奈菜絵(ななっぺ)
ここのね自由な学校のスタッフとして、過去3年間たくさんの記事を書いてきました。その中でも自分の好きな文章をこちらにお引っ越し。その時にしか書けない文章が、やっぱりいいなぁと思います。
4年前の春。 私は、小学校の先生を辞めました。 小学校の先生をすることは、私にとってとても楽しいことでした。 やりがいもありました。 でも その時の私には、「新しい学校をゼロからつくってみたい」という新たな夢がありました。 一度きりの人生、やりたいことは全部やってみたい やらずにする後悔より やって後悔する方が、ずっといい そう思った私は、学校を飛び出し、ゼロから学校をつくる道を選びました。 「学校をつくりたい」という同志の二人と奇跡的に出会い、 場所探し、場所づ
ななっぺnoteをフォローしてくれている皆さまへ 半年の間、放置していたにも関わらず ここまでフォローし続けてくださった皆さま 本当にありがとうございました。 この度、半年間たくさんたくさん自分と向き合った結果、ここのね自由な学校を退職することになりました。 退職に至る想いは、以下の記事に書いていますので、読んでいただけたら嬉しいです☺️ 私が辞めたあとも、山下浩二(こうちゃん)と山本百華(ももちゃん)、そして現スタッフの結花ちゃんが子どもたちの学び場を守ってくれてい
休職にあたり、迷いに迷った末、このななっぺnoteを休職中はお休みすることを決めました。 これまで約一年間、このnoteを通じて出逢い、たくさんの人と温かい気持ちを交流し合えたこと、とても嬉しく幸せな時間でした。 noteがどんどん好きになりました。 貴重な時間を割いて拙い私の文章を読んでくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。 休職中も自分の想いをここで綴ろうと思いましたが、色んな人の気持ちを考えると、書くときに様々な思いが巡り、ここで自分のまっすぐ
困ったことに一週間くらい熱が引かない。 一時期は、高熱&喘息になり、夜間に病院に駆け込もうか迷ったが、なんとか微熱まで回復した。 一日に何度も熱を測る。 あ、平熱になった♩ と思ったら、すぐに何かをしようとする私。 もう、治ったんだと思い、昨日は張り切って散歩に出たり、お買い物でまとめ買いをしたり、息子たちリクエストのハンバーグを作ったりした。 すると、どうしたことでしょう。 また夜になると熱が上がり、今日一日はずっと微熱から逃れられない。 布団の中で丸まりな
長い長い冬が終わった どんなに長い冬があっても 季節は巡りゆく 春の芽吹きに 心躍らせ 桜の眩しさに 目の前が霞む 我が子の愛おしい笑顔と声 かくれんぼで見つけた 初めましての菜の花 畑を耕しながら とめどもなく流れる涙 全部 ぜんぶ 自然が受け止めてくれる いいよ いいんだよ そのまんまでいいから だから ちょっとゆっくりしようか 長い冬が終わった 心に少しずつ少しずつ 花が咲き始める 私はここで 笑っていよう 毎日がただただ 小さな幸せで溢れ
「菜の花が似合っているよ」 焚き火を囲みながら とりとめない話をしていたとき ふと夫が言った 私の背中で菜の花が笑っていた 笑ってごまかしても ごまかしきれない そのまんまでいいよの優しさが 心の奥底まで 届いていく
朝の散歩から帰ってくると夫がちょうど駐車場から車で出てきた。 「いってらっしゃい」 の代わりに運転席から伸びてきた夫の手にハイタッチする。 ありがとう。 ただそれだけで泣きそうになるくらい、幸せだ。 今日も良い1日になりますように🌸
パワーダウン気味の今日この頃。 ネガティブなことはなるべく書きたくない。 でも何か書きたい……。 そこで、最近の嬉しかったことを振り返ってみることにした。 家で美味しいカフェオレ作れるようになったカフェオレが好きすぎて、ついついLAWSONでホットカフェラテを買ってしまう私。 ゴミも出ちゃうし、お金かかるし、なんとなく身体に良くないもの入ってそうだなぁと思いつつ……。 (家で美味しいカフェオレ作れる機械欲しいなー) なんとなく調べていたら、あるYouTubeに行き
庭の梅の木の先を少しだけ頂いて小さな花瓶に挿した。 蕾が膨らんで可愛いお花が咲いた。 ただそれだけのことなのに、こんなにも心が満たされるなんて…… 自然の力ってすごい。 もう少し元気になったら、自然の中に入っていきたいな。
5年生のときに不登校になり、一年半ほど家にいた彼。 二年半前に私たちが運営している「ここのね自由な学校」にやってきた彼は今、中学2年生になっている。 昨年の夏に、スタッフのこうちゃんももちゃんから 「プレゼンテーションに挑戦してみない?」 と誘われた。彼はもともと「目立ちたくない」という気持ちが強く、仲間と共にカフェプロジェクトを企画した時もなるべく裏方に徹しようとする姿勢があった。 しかし、昨年の春、ここのね自由な学校で最年長になったこともあってか、少し彼の中で意
夜寝る前、私は布団の中で呟いていた。 「明日は朝起きて、ごはん作って……」 すると、それを隣で聞いていた小1の次男坊がしみじみと言った。 「お母さんって、ありがたいなぁ〜。お父さんもありがたいよなぁ〜。……なんでこんなにありがたいことばっかりなんかなぁ〜」 にこにこと幸せそうな顔をして 布団のなかで言う次男。 もう……愛おしさMAX!!! ↑なんか古い そのあと、「大人ってすごいなぁ。包丁も使えるし」とにこにこ。 小1にして、こんなにあたりまえのことに感謝でき
「自己中に生きちゃいけない」 幼い頃から、「奈菜絵は本当に自己中なんだから」と家族に言われ続けてきた。 いつの頃からだろう。 自己中になってはいけない 自分を犠牲にしてでも 人のために尽くさなければいけない そんな縛りが自分の中に生まれていた。 だから、何かあれば自分を責める癖があったし なんとなく自分に自信が持てなかったりもした。 だけど最近、不思議なことが起こっている。 自分の周りにいる人たちが 「ななっぺは、好きなことだけしてほしい。それだけでいい」
雨の音はいろいろ サァーーー しとしと ぴちゃんぴちゃん ザザザザ…… あぁ 雨が降ってくれた 心が安らぐ 雨の音 なぜこんなにも癒やされるのだろう すこし考えたら その答えが浮かび 私はちょっと苦笑いした 雨が降ったら できなくなることが増える 雨が降ったら できなくなってもしかたないよねって思える あぁ 私は雨のおかげで 少しだけ何かを「しなくていい」と思えるんだ ゆっくりしたいんだな 心から 誰かに 何かに 言ってほしいんだな 休んだらって 休ん
いつか、詩の授業をしたいと思っていた。 でもなかなか踏み出す勇気が無かった。 自分が詩を書くのは、簡単だ。 「書きたい!」という気持ちが湧き出た時に書くのだから。 でも、子どもたちに授業で……なると、これまた全然違ってくる。どうやったら「書きたい」と思ってくれるか、試行錯誤が続いた。 そしていよいよ迎えた、授業当日。 1時間目、2時間目はひたすら色んな詩人さんの詩集を読んで、好きな詩を紹介し合ったり、私が紹介したりした。 そして運命の3時間目。私は子どもたちに力説し
幸せの数を数えてみよう 進む道を間違えないように 幸せの数を数えてみよう 私が私を好きでいるために 幸せの数を数えてみよう 明日も笑顔でいられるように こんなにも こんなにも 幸せの数はたくさんあるというのに 私はどうして 何をしたくて ここで立ち止まっているのだろう 幸せの数を数えてみよう きっと 必ず 道は拓けるから
熊本の母の65歳のお誕生日に泊まる場所は、「朝山家」だと決めていた。 「朝山家」は、小3と小1の息子たちが昨年の12月からピアノの教室として通っている場所でもあり、1日1組限定の小さな民泊のお宿でもある。 豊後大野市緒方町の美しい集落にあり、約3年前からご夫婦で古民家をセルフリノベーションしている。SNSを通してずっとみていた若い夫婦の奮闘記。どんどん素敵になっていくお宿の空間に惹かれ、いつか泊まってみたいとずっと思っていた。 熊本に住む父母は、孫に会うためによく豊後大