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冷たいお弁当のありがたみ
私の職場には食堂があり、一食3ユーロちょっとでメイン、サラダバー、日替わりでデザートやスープなどがつきます。
精算は給料から天引き。
食事を食堂で食べたい時は、前日の午前中までに自分のメニューを選んで予約します。
メインは毎日3種類あり、肉、魚類、ベジタリアン、メインとしてのサラダ、大きなデザートなど毎日違いますが、だいたいはベジタリアンメニューは一種類は必ず入っている感じ。
当然ですがメニューはオーストリアでポピュラーな料理が基本です。
肉に芋とか、たまにシュニッツェルも出るし、麺類もパスタ各種にシュペッツレなどなど。
結構国際的なメニューも登場するのでたまにカレーとか春巻きとかも出ます。
メキシコやトルコ料理も出ます。
日本風照り焼き丼とか焼き鳥っていうのもメニューに出てる時があったな。
でもそういった日本的なメニューは味がどうなっているかわからず食べる勇気がないので私は今まで食べたことはないのですが、春巻きはまあまあよかったです。
味は全体的にごく普通で、たまにすごく美味しい日があるとラッキーに感じます。
食べ足りない時はおかわりすることも頻繁にあります。
盛られてる量が少ないと思うことが多いので…
ただ私は好き嫌いがかなり多くて、麺や小麦粉でできた団子なども避けているため、食べたい物が見つからない日も多々あります。
そんな時は自分で昼食を用意してきます。
絶対温かい方が良いだろうというものを作る時以外は、わっぱ弁当箱に全部詰めてきます。
ご飯と、おかず3種類ぐらい。
木の弁当箱だから温めないで冷たいまま食べるんだけど、
小さい頃から弁当の類は食べ慣れているし、むしろ冷たいことで利点もあります。
それは消化にやさしいことです。
私は胃腸が弱いため、温かい食べ物食べると疲れることが多いし、
食堂で出る食事に体質に合わない食材が使われていて、夜までずっと苦しいこともあります。
例えばヨーグルトソースとかすごい美味しいんだけど、どうも乳製品とニンニクが体質に合わないので食べた後ずっと苦しいです。
冷たいお弁当は食べた後のドスンと来る感もないし、夜にはちょうどお腹が空きます。
しかもわっぱ弁当箱に入る量だけしか食べないから量も少ないため。
会社の休憩室には電子レンジが3台ありますが、家から持参する派の人たちもそれなりにいるので12時になるとレンジ列ができるし、温めなくても食べられるわっぱ弁当は都合が良いです。
今メインで使っているわっぱ弁当箱は、地元のスタジアムで冬にやる陶器市で出店していたお店で母に買ってもらったものです。
そうやって思い入れのある器に入っているものを会社でお昼に食べるのも心が落ち着きます。
たまに巻き寿司やキンパを巻いてきたり。
日本から持参したスープやカップ麺が豊富な時期は、おにぎりとインスタントにしたり。
弁当のおかずも、日本から持参したひじきや切り干し、ごぼうなどの乾物がある時期は、まとめて作って小分けして冷凍しておいたり。
卵焼きを焼いてあと何かしらの野菜でもう一品みたいな。
お弁当を用意するのは時間がそれなりにかかるし、食堂が安い分費用も食堂と比べてそこまでお得になるとも思えないので、飽きない程度にしてますが。
いろんな意味で弁当は助かる存在です。