ひろゆき著「1%の努力」を読んだら自分の軸が見つかったっていう話
「私の生きる目的は〇〇です!」とか「私の使命は~~です!」とか、そういうことを堂々と答えられる人がいる。
こういう人に会うと、自分の軸があってかっこいいなと思う反面、実はけっこう苦手だったりする。
なぜなら、私にはそういう軸がないからだ。
軸がない私は、なんだか肩身が狭いというか、情けないというか、引け目のようなものを感じていた。
(私の軸って何なんだろうな~・・・)
いや、全く無いわけじゃない。
けど、振り返るとそれはその時々で変わっていた気がする。(特に私は熱しやすく冷めやすいのでそりゃもうコロコロと)
そういうんじゃなくて、自分の中に「揺るがない軸」みたいなのが欲しい・・・!
いや、きっと絶対、私にだってあるはずなんだ!
でもそれをうまく言葉にできなかった。
私には語彙力がない。
小さい頃から親に本を読みなさいと言われてきたけど、全然興味がわかなかった。
だから、図書館で本を借りては一行も読まないまますぐに返却して、また新しい本を借りて・・・というのを繰り返してたら、知らない間に学年の「本をたくさん読む人ランキング」で上位に入っていたこともあった(笑)
それは置いておいて、それくらい本を読んでこなかったので、いまだに私は普通の人より語彙力が乏しいと思う。
加えて、自分の内面にベクトルを向けることも苦手。
でも、今回こうして体やメンタルに支障をきたして仕事を辞めることになったのは、明らかに自分の中にあるであろう自分軸とズレていたせいだと思う。
だから、それを言葉にしたいと思った。
そんな時、ひろゆきさんの著書「1%の努力」という本をAudible(オーディブル)で聞いた。
(↑ちなみに、Audibleはプロのナレーターが朗読してくれるというオーディオブック配信サービスで、私のように活字が苦手な人におススメ)
本の中でこんな話があった。
・「生きる意味」なんて存在しない
・人はただの地球上の熱循環システムの一部に過ぎない
・じゃあ死ぬまでにできるだけ楽しく暮らす方がいいよね ⇒このことをこの本では「幸せの総量を増やす」という表現を使っていた。
これだ!!!!見つけた!
「幸せの総量を増やす」!!!!
この言い方が、私にはとてもしっくり来た。
飽き性でブレブレな私だけど、
自分の中で唯一変わらないものがあるとしたら、それは「自分が幸せだと思える時間をたくさん作りたい」という思いだった。
それを短くまとめると、「幸せの総量を増やす」という表現がぴったり当てはまると思う。
こうやって言葉にできると、今まではぼんやりとして意識できなかったものが、突如としてその姿を現してドンと自分の中に立派な根を張ってくれたような、そんな頼もしい気持ちが湧いた。
じゃあ私は一体何を「幸せ」だと思えるのか?
それは今まで意識できていなかっただけで、実は日々の何気ない暮らしの中にたくさんあったんじゃないだろうか?
だから、そういうものをじっくりと拾い集めていくことこそが、私にとっての幸せの総量を増やすということなのかもしれないな、とこの本を読んで思ったのでした。