豊かさってなに?
豊かさってなんだろう。
経済的に余裕があり、社会的地位を確立し、大事な人と暮らすこと、ここに豊かさはあるのだろうか。
私にはわからない。
きっと、何不自由なく暮らせることは幸せなんだろうとは思う。
たった21年しか生きていないけど、豊かさについて考えていこうと思う。
高校二年生の時、いとこが交通事故で亡くなった。
23歳の若さだった。小さい頃からずっと遊んできたいとこだった。
死ぬということは、いなくなること、もう会うことができないこと、突然全てが終わってしまうことなんだと感じた。
ゆう君はもういないけど、ゆう君との時間や思い出は残っている。
豊かさとは、自ら手に入れるものではなく誰かから与えてもらうことで気付けることだと思う。
お金を貯めてブランドのもの買うことは、自分の心を満たしてくれる。でも、時間が経てばだんだんと満たされていた気持ちはなくなっていってしまう。
仲間と死に物狂いで練習した時間や、転げるぐらい笑いあった時間は、時間が経っても色濃く心に残っている。
私の心に残っている多くが、誰かと過ごした日々である。
心に残っているものが豊かさだと思う。周りの人達が私に豊かさを与えてくれているんだなと感じる。
しかし、自分一人で好きなことをして心が満たされることはたくさんある。
好きなものを食べている時、動画でガードマンを見ている時、中国語を勉強している時、これら全ては私の心を満たしてくれる瞬間である。
自分が好きなことを選択し、手に入れていくことはとても大事なことだと思う。
自分が好きなことをしているときは、心が満たされている状態であると思うから。
でも、それは真の豊かさではないと思う。
真の豊かさとは、誰かと過ごしている時間にあると思うから。
その気づきを与えてくれるのが、家族だったり、仲間だったり、時には知らない人の時もある。
周りの人間を大事に生活していきたい。
私の心は、誰かと過ごした日々でできている。