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他人に文句ばっかり言いたくなる時

どんな人にでも必ず「いい面」「悪い面」がある。
どんな出来事にも必ず「いい面」「悪い面」がある。

その人、あるいはその出来事のどこにフォーカスするか、自分の中にある感情のどの部分が反応するか、自分の価値観、自分の常識、そして「子どもの頃に植えつけられた」かもしれない自分の親の価値判断で、「いい」「悪い」を決めつけてしまう。

あなたの「それ」間違えてますよ!
あなたって常識のない人ですね!!
あなたのその行動って、その言い方って、その仕事の仕方って……
おかしい!間違えてる!正しくない!
普通は、こうするものでしょ。常識的に考えてこうでしょ。

あ~、イライラする!文句言ってやりたい!

・・・・

そんな時に、ちょっと深呼吸して考えなきゃいけないのは、
「なぜ、私はあの人にイライラさせられるのか?」
「なぜその行動に文句を言いたくなるのか?」
「なぜアドバイス(または説教)してやりたくなるのか?」ってこと。

これがすごく大事。最近、特にそのことを思います。
振り返るべきは「イライラして文句を言いたくなっている」自分。

イライラさせる人がいるんじゃなくて、イライラする「自分」がここにいるってこと。

あの人のその言動にあなたは「イライラ」しても、私は同じ人の同じ言動を見ても別に「イライラ」しないかもしれない。
私が「腹が立つ」出来事も、あなたには「腹が立たない」ことかもしれない。
すべては、それに反応する「自分」がいるってこと。
だから、やっぱり「自分」なんだよね。

昔の私は、人がちゃんとしないこと、(私の)常識の範囲外のことをされることに、すごく腹が立ってた。ありがとうが言えない人、仕事をちゃんとしない人、気が利かない人にイライラしていた。
で、「なんで、私はそういう人を見てこんなにイライラするんだろう?」
って考えてみるようになったんだよね。
そしたら、その理由は相手の言動じゃなくて、「自分の中」にあったことに
気づいて……「わー、これは自分の勝手な反応なんだ!!」って。

そのことに気づいたら、ホントイライラすることが減ったし、
「文句を言ってやろう」なんて思わなくなった……っていうか、
文句を言ってやろう、注意(アドバイス)してやろう、なんて考えがどんだけ傲慢で自分勝手な考えなんだろうって、すごく恥ずかしくなったというか。

「あなたは何様ですか?」
「あなたは人に言うほどちゃんとできているんですか?」
って、自分で自分に問いかけてみたら、それはもう穴があったら入りたいほど、出来てない自分に赤面したというか。

他人をジャッジするために生きてるわけじゃないよね。
人のあら探し、欠点探して指摘してる時間って、もったいないよね。
この毎日は、自分の「命の時間」なんだよね。
人のこと非難したり批判したりするために生まれてきたわけじゃないと、
最近すごく思うんだよね。

自分はどう思うか?を意識することは大切。
自分の気持ちを他者に伝えることも大切。
でも、「あの人のためを思って、ホントは言いたくないんだけど
わざわざ言ってあげた(注意した)のに、あの人ったらまったく変わらない!」
って、腹を立てるのは大間違いなんだと思うんだよね。
↑これは、昔の自分に伝えたい。

ホントは言いたくないんだったら、言わなきゃいいのよ。
って、今なら若い頃の自分にアドバイスしちゃうかな。

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