正しい姿勢という間違い

正しい姿勢。


そもそも、正しいってなんだよ。

っといっつも思いながらこういうのを見ているんですが。


正しい姿勢って何でしょうか。

正しいというのは状況にとって全く変化します。


それは姿勢においても同じことで、


じゃあ、私たちが考えるいつ正しい姿勢という概念ができたのか。

この辺は確定的なことは言えませんが、おそらく明治時代ですね。


明治時代、日本はヨーロッパに飲み込まれないようにライフスタイルや科学技術、制度などと様々な国から取り入れました。


日本軍もそうですね。

日本軍はフランス式を取り入れたり、ドイツ式を取り入れたりといろいろと複雑な状況ではありますが、私たちが知っている正しい姿勢。


というのは以下の通りです。


・背筋をまっすぐ

・胸を張る

・顎を軽く引く

・肩の力を抜く(力を入れているのに肩の力を抜けという時点で意味不明)

・かかとをつけて足を開く(ちなみに自衛隊は60度でけいさつは45度。こうすると仙腸関節や股関節のの動きが制御されるので腰を痛める。)



かかとをつけて足を開く。というのはビジネスマナーになっている部分もありますね。

正直意味不明ですが。


ほかにも

・おしりに力を入れる。

・脇をしめる

・下を上あごにつける

・腹筋と背筋に力を入れる


まぁ、このあたりでしょうか。


これが学校とか一般常識になっているものです。


意味不明ですよね。

やってもらうとわかりますが、窮屈だししんどい。


てか、全然見た目もきれいじゃない。


これは正しい姿勢でしょうか。

てか、何をもって正しいなのか。


その辺に疑問を持ったことすらない人のほうが多いと思いますので、この辺を解説しますと。


軍隊というのは集団が一斉に動かないと、戦闘力がガクッと落ちます。



でも、動く速さというのはみんなバラバラです。

足が速い人もいれば遅い人もいるわけです、でもそんな状況でも隊列を崩したら相手に狙われますし、まともな指揮も取れません。


じゃあ、乱れない隊列を作るにはどうすればいいか。

まず、姿勢や動きに関するテンプレートを作って、速度を遅くしてみんな歩調が合うようにします。


皆さんは何気なく見ているかもしれませんが、軍事パレードなどもあれだけで海外への威圧になるわけです。



みんな揃っていればそれだけで強く見えますよね。

戦争で一番いいのは戦わずして勝つか不要な争いを避けることですから。


学校でも同じです。

学校も一人が集団を統率するわけですから、動きのテンプレートがあったほうがいいわけです。


日本の体育も元々は軍事教育の延長ですし、スポーツも行っちゃえば軍事教育の一環ですから。


まぁ、いつの間にか正しい。という言葉が独り歩きして現代にいたるのだと思います。


集団を統率する場合は。これは正しい。


になるわけです。


ただ、個人の場合だと、そんなしんどい姿勢でずっといたくないですよね。

僕の中で正しい姿勢というのは


無駄な力が抜けていて、長時間動いても体が疲れない。


これだと思っています。

てか、ほとんどの人がこれを求めていると思います。

じゃあ、そうするにはどうすればいいの、という話になるのですが、長くなったのでいったんここまでにします。



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