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夏の薬膳~4つのポイント~その4

数日前、ゴロゴロ、ピカピカと雷がすごい日がありました。
雷って、冬にはないですよね。久しぶりの雷との再会に、やっぱり夏がやってきたんだなぁと感じるできごとでした。

さて、夏の過ごし方と薬膳について書いてきましたが、今回がシリーズ最終回です。
夏の薬膳を学んだときに、わたしが一番へぇ~と驚いたことは、夏のおなかが冬よりも冷えやすいということです。
暑い夏なのに、おなかは冷えているって不思議に感じました。でも、体内の熱を外に出そうとエネルギーを外向きに発散しているから、からだの中心のおなかは冷えやすくなるという理由を聞くと、なるほどと思いました。
こういう新しい知識との出会いの瞬間が、ワクワク楽しくて、学ぶことっていいですよね。

では、夏の薬膳、4つめのポイントは「心のトラブルの解消」です。
夏は、五行説で五臓のなかの心(しん)に負担がかかる季節とされています。
●心に負担をかけないように過ごすことが大切になります。
心の機能を整える食材は、ひじき、蓮の実、ゆりね、小麦粉、ココナッツなどがあります。ひじきは、煮たり、スープに入れたり、ご飯に入れたり、バリエーションが豊富なので使いやすいですね。
●心は五行説では、赤になります。赤い食材を食べるとよいとされています。トマト、プルーン、なつめ、レーズンなど。ただし、トマトは、からだを冷やす性質のものなので、体調に合わせて火を通した調理法にすると、からだに優しくなりますね。

●「湿をつくらない」
●「湿を出す」
●「心臓の熱をとる」
●「心のトラブルの解消」
頭の片隅に置きつつ、これからの季節を過ごしたいと思います。楽しく、おいしく、夏の薬膳を実践していきたいですね。

#養生 #夏の薬膳

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