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心不全療養指導士nagurigakiノート



みなさんこんにちは サルOTです。

9月も後半となり、いわゆる上半期の終了も近づいています。
そして無事、私の学会発表も終わりました。(初北陸新幹線かっこよかったです!)

今日は、ほんとに殴り書きノートです。
以下に心不全療養指導士試験の重要ポイントを思いついたまままとめました。
勉強の参考にしてください

LVEFによる心不全の分類
HFrEF:(LVEFが40%未満の心収縮力低下した心不全)
HFpEF:(LVEFが50%以上の心収縮力が保たれた心不全)
HFmrEF:(LVEFが40%以上50%未満の心収縮力が軽度低下した心不全)
 
心不全→単一の疾患ではなく多様性を示す臨床症候群
 
拡張機能障害があると前負荷(容量負荷)の増加で拡張期の左室内圧が容易に上昇しやすくなる。さらに肺静脈圧(≒肺動脈楔入圧)も上昇し肺うっ血をきたしうる
 
HFrEFで有効性が示されている薬物療法の多くの有効性はHFpEFでは示されていない。
 
HFmrEF→それそれの症例の特徴に合わせた治療が勧められる


Forrester分類
血行動態指標である心係数と肺動脈楔入圧とで4群に分類
→急性心筋梗塞における急性心不全の予後を予測する目的で作成
 
臓器灌流(心係数で評価)とうっ血(肺動脈楔入圧で評価)
 
受け手の臓器側の視点で分類→Nohria‐Stevenson分類
             非侵襲的に臓器灌流とうっ血を評価できる
 
 
 
心不全の特徴
HFpEFは高齢の女性に多く、高血圧や糖尿病などの併存症を多く有する
 
心不全患者では、医学的な要素以外にもフレイルやサルコペニアなどの身体的要素
うつや認知機能障害などの神経・精神的要素 独居などの社会的要素など
様々な要素が特に高齢者で認められる
→社会資源の活用なども含めた多方面からの介入が求められる。
 
J-ROAD
→年間29万人が入院し、入院死亡率は8%である。
心不全増悪による再入院率は1年で35%
☆入院を繰り返すのが特徴
 
心疾患の死亡率の内訳の中で心不全による死亡が最も多く、心不全の予防および治療はあらゆる心疾患において行われるべきことである。
 
病の軌跡・心不全進展ステージ
心不全は4つのステージに分けられる
 
ステージA:器質的心疾患のないステージ
心疾患を発症するリスク因子を有しているが、器質的な心疾患がなく心不全症候も生じていない段階
 
ステージB:器質的に心疾患のあるリスクステージ
器質的な心疾患を認めるがまだ、心不全の症状や徴候を認めていない心不全の前段階
 
ステージC:心不全ステージ
器質的な心疾患を有し、既往も含めて心不全症候を有する段階
 
ステージD:治療抵抗性心不全ステージ
有効性が確立されているあらゆる薬物療法・非薬物療法について治療ないしは治療が検討されたにもかかわらず、NYHA心機能障害Ⅲ度より改善せず、おおむね年2回以上の心不全入院を繰り返すような進行した段階
 
単に入退院の回数でステージDかどうかが決まるわけではない。
→十分な治療がされていてもなお入退院が短期間に頻回になっている状態は多くの場合ステージD
 
ステージCとDの治療目標は共通の部分が多いが、ステージDでは、補助人工心臓や心臓移植などの重症例を対象にした特別な治療が加わる。
 
具体例
ステージA:高血圧を認めるが、心エコーでは、正常で器質的な変化が生じていない。
ステージB:高血圧が続き左室壁厚の増大など心重量が増えるような心肥大の変化が生じているが、まだ心不全の症状・徴候を認めない例
ステージC:ステージBからさらに高血圧が続き、塩分過多や過労などが契機に浮腫や呼吸困難などの心不全徴候が出現した場合。
 
 
心不全を伴う心筋梗塞をある日突然発症した場合にはステージCから開始となることもある。
 
 
治療薬により、出現した心不全徴候が消失して通常の生活ができていてもステージBへの回復ではなく、心不全が安定しているだけであり、ステージCのままで寛解期の心不全と考える。
 
温和な日常生活でも心不全徴候が出現する状態にまで進行するとステージDに移行したことになる。
 









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